栄養サポートチーム
Nutrition support team

栄養サポートチーム(NST:nutrition support team)

医師による治療に加えて、より良い医療を患者さんに提供するためには多職種による患者参加型の医療が大切です。医食同源という言葉の通り、病気の治療をするのも食べることも共に生命を養い健康を保つためには欠くことのできないものです。

栄養アセスメントでは、栄養障害の程度の診断および栄養療法の適応・処方の決定・効果の判定などについての評価が必要であり、そのためにより多くの情報について検討が行われます。栄養アセスメントには、特別な手技・機器を必要としない主観的な方法(SGA:subjective global assessment)と、生化学検査や特殊な機器を要する客観的な方法(ODA:objective date assessment)があります。私たち臨床検査技師は、後者の方法であるNSTカンファレンスに参画し、血液や尿などの生化学検査値を報告しています。また、検体を採取する時の留意点・検体の性状・分析に関しての特性なども情報発信しています。

北里大学病院は認定NST専門療法士受験資格取得のための認定教育施設でもあるため、年間多くの職種の方々が実地研修を行っています。その際の講義にも臨床検査技師が携わっており、研修が終了され認定資格を取得された多くの方々がご活躍されていることを大変誇りに思います。 院内では定期委員会へも参画し、年間における各病棟別の栄養指標検査項目の依頼件数や、栄養と臨床検査に関連する情報などを提供しております。

今後もより良い栄養療法を行うために、私たち臨床検査技師が担う検査値が、より付加価値のある報告値となるように日々邁進しています。

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