聴覚検査
Hearing test

検査項目名 臨床的意義(何がわかるの?)
気導骨導聴力検査
(標準純音聴力)
低い音から高い音までの検査音を聴いて、音が聴こえた時にボタンを押して頂きます。聴こえの悪い周波数や、どの程度の音量から音が聴こえるかを確認する検査です。ヘッドフォンからの音を聴いて頂く気導聴力検査と前額(おでこ)に機器を付けて検査を行う骨導聴力検査(どちらか1つの場合もあります)があります。
語音聴力 50音や濁音、半濁音を聴いて頂き、言葉の聞き取りの状態を確認する検査です。
SISI 音の小さい変化が確認できるかどうかを確認する検査です。ボタンを押して頂く検査です。
自記オージオ 繰り返し音が小さくなったり大きくなったりする検査音を聴いて頂く検査です。ボタンを押して頂く検査です。
ABLB 左右の耳に交互に検査音を流して、どちらの耳から聴える検査音が大きく聴こえるか確認する検査です。ボタンを押して頂くことはありません。
ABR/ASSR 頭または頚、耳の後ろに電極をつけて、ヘッドホンまたはイヤホンから負荷される検査音を聴いて頂き、聴こえの反応を電気信号として測定する検査です。ボタンを押して頂くことはありません。ベットに横になって1時間程度かかる検査です。(小さいお子さんなどは、眠って頂くためのお薬を使って検査を行います)
DPOAE 主に内耳と呼ばれる音を感じ取る器官の状態を確認する検査です。イヤホンから音を聴いて頂くだけの検査でボタンを押して頂くことはありません。(小さいお子さんなどで大きな鳴き声などがあると検査ができません)
電気味覚 舌先と舌の中間部分、上顎に極微弱な電気を流して、その感覚の有無を確認する検査です。
耳管機能 気圧の変化などで耳が詰まった様な感覚(耳閉感)になったとき、唾を飲み込むとその感覚が解消されます。これは耳管と呼ばれる器官の働きによるもので、耳閉感や声が響くなどの場合にこの耳管の状態を確認する検査です。
Tympanometry 鼓膜の可動性を確認する検査です。ボタンを押して頂くことはありません。
耳小骨筋反射 鼓膜の後ろにある耳小骨を制御する耳小骨筋の動きを確認する検査です。ボタンを押して頂くことはありません。
耳鳴検査 耳鳴りと同じ音色、大きさの音を探す検査です。ヘッドフォンからの音を聴いて頂きます。
内耳セット 標準純音聴力検査、Tympanometry、耳小骨筋反射、語音聴力、SISI、ABLB検査を行います。
後迷路+内耳セット 標準純音聴力検査、Tympanometry、耳小骨筋反射、語音聴力、SISI、自記オージオ、ABLB検査を行います。
伝音セット(A,B) 標準純音聴力検査、Tympanometry、語音聴力(セットBのみ)検査を行います。
顔面麻痺セット 標準純音聴力検査、Tympanometry、耳小骨筋反射、電気味覚検査を行います。
補聴器適合検査 補聴器をつけた状態で、音の聴こえや言葉の聴き取り、環境騒音下での音の聴こえの状況を確認する検査です。ボタンを押して頂く検査です。

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