検査項目名 | 臨床的意義(何がわかるの?) |
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術前 (VC、FVC) |
肺活量と努力性肺活量のセット項目です。 肺活量は、ゆっくり最大に吸ったり吐いたりして肺に出入りする空気の量を測定します。努力性肺活量はいっぱい吸ったところから勢いよく最後まで吐き出し、量と1秒率を算出します。肺活量と1秒率の組合せにより、肺の換気障害(閉塞性、拘束性)の判定ができます。 |
換気 (VC、FVC、FRC) |
上記の「術前」にFRC(機能的残気量)を追加したセット項目です。 FRC(機能的残気量)は、最大限に呼出してもまだ肺内に残存する空気の量のことで通常の肺活量測定では測定することが出来ません。検査用ガスを3分程度安静換気することで測定ができます。 |
Dlco+換気 | 上記の「換気」にDlco(肺拡散能力)を追加したセット項目です。 Dlco(肺拡散能力)は肺に取り込んだ酸素がどれだけ効率よく動脈血に取込まれているかの指標となります。 |
精密 | 上記の「Dlco+換気」にCV(クロージングボリューム)を追加したセット項目です。 CV(クロージングボリューム)は、ゆっくりと最大限まで吐ききることで、末梢気道の閉塞の程度を調べる検査です。 |
気道可逆性 | 気管支拡張薬の吸入前後で努力性肺活量の測定を行い、気道の閉塞が改善するかどうかを調べる検査です。 |
簡易終夜睡眠 | 睡眠時無呼吸症候群のスクリーニング検査です。 睡眠中の無呼吸や酸素飽和度の低下の程度を調べます。ご自宅で貸出した機器を装着して検査します。 |
精密終夜睡眠 | 睡眠時無呼吸症候群の診断や治療の効果判定のための精密検査で入院して行います。 呼吸の状態以外にも脳波や心電図なども同時に測定することにより、睡眠の状態を総合的に調べます。 |
呼気NO | 喘息のスクリーニング検査で呼気に含まれる一酸化窒素の濃度を測定します。 |
尿素呼気 | ピロリ菌の感染の有無を調べる検査です。 また、ピロリ菌除菌後の効果判定評価としても用いられます。 |