| 検査項目名 | 臨床的意義（何がわかるの？） | |
|---|---|---|
| 生化学 | アルブミン(Alb)、総コレステロール(T-CHO) | 栄養状態の指標です。 |
| 総ビリルビン(T-Bil)、直接ビリルビン(D-Bil) | 肝・胆道系の病気で胆汁が停滞すると増加し、黄疸の原因となる色素です。 | |
| アスパラギン酸アミノトランスフェラーゼ(AST)、 アラニンアミノトランスフェラーゼ(ALT)、 アルカリフォスファターゼ(ALP)、 乳酸デヒドロゲナーゼ(LDH)、クレアチンキナーゼ(CK)、γ-GTP、アミラーゼ(AMY) |
組織や細胞が壊れたときに漏れ出てくる酵素です。どの酵素の数値が高いかによって、どの臓器が損傷しているのかを推定します。 | |
| 尿素窒素(BUN)、クレアチニン(CRE)、尿酸(UA) | 腎臓の機能の指標です。 | |
| 中性脂肪(TG)、HDL-コレステロール、 LDL-コレステロール |
脂質代謝の指標です。 | |
| ナトリウム(Na)、カリウム(K)、クロール(Cl) | 水分の過不足や腎機能の指標となります。 | |
| 鉄(Fe)、フェリチン | 貧血や悪性腫瘍で異常値を示すことがあります。 | |
| グルコース(GLU)、HbA1c | 糖尿病の診断に用いられます。 | |
| 内分泌 | 甲状腺刺激ホルモン(TSH)、副腎皮質刺激ホルモン(ACTH)、遊離サイロキシン(FT４)、 コルチゾール、エストラジオール(E2)、インスリン |
組織の働きを調節する因子で、自己免疫疾患などで異常値を示します。 |
| 腫瘍マーカー | 癌胎児性抗原(CEA)、α-フェトプロテイン(AFP)、CA19-9、前立腺特異抗原(PSA) | 癌の診断の補助として利用されます。癌以外でも異常値を示すことがあります。 |
| 薬物 | 抗てんかん薬、ジゴキシン、抗菌薬、免疫抑制薬 | 一部の薬剤では、投薬による副作用を低減するために血液中の薬物濃度を厳密に管理し、投与量を調整しています。 |
| 感染症 | 梅毒検査(TPLA、RPR)、HBs抗原、HBc抗体、 HBs抗体、HCV抗体、HIV抗原／抗体検査 |
微生物感染による免疫応答の状態を検査し、手術などでの感染防止対策に役立てます。 |
| 免疫 | IgG、IgA、IgM、CRP | 免疫機能の指標です。 |
