一般検査
General

検査項目名 臨床的意義(何がわかるの?)
尿 尿定性検査 尿に試験紙を浸して、色調の変化を観察することで、タンパク・潜血・ブドウ糖など体の異常を示す成分が尿中に出ていないか調べます。尿検査は痛みを伴わず検査方法も簡単ですが、様々な因子によって検査結果に影響が出てきます。例えば、ビタミンCを含む飲み物を摂取した後に検査を行うと潜血、ブドウ糖など、本来は陽性なのに陰性になることがあります。ビタミンCはペットボトルのお茶などにも含まれていますので、尿検査の前にはなるべく控えてください。
尿沈渣検査 尿を遠心して出来た沈殿物(沈渣)を顕微鏡で観察する検査です。沈渣の中には、赤血球・白血球・上皮細胞・円柱(タンパク質の塊)・結晶・細菌など様々な成分があります。それを顕微鏡で観察し、何がどれだけ沈渣中に存在するかを報告しています。これらの成分は、腎尿路系疾患の鑑別や程度を知るのにとても重要です。
BTA(膀胱腫瘍抗原検査) 膀胱がんの手術後に再発していないかを調べる検査です。
妊娠反応検査 妊娠しているかどうかを調べる検査です。
便 便潜血検査 便潜血検査は糞便中に血液が混入していないかを調べる検査で、主に大腸がんを調べる検査として用いられています。ご自宅で採便し、血液の変性を防ぐため来院日までは冷蔵庫で保存して病院までお持ちください。また、当検査室では、免疫学的検査法(ヒトの血液にだけ反応する検査)で検査を行っているため、食事制限の必要はありません。
その他 髄液検査 髄膜炎をはじめとする中枢神経疾患の診断や治療効果を把握する検査です。
気管支洗浄液検査 気管支を洗った時に出る水を検査して、肺に異常がないか調べます。
精液検査 精子の数、動き、形などを調べる検査です。

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