経カテーテル的大動脈弁植込術業務
１．業務内容
当院では2016年2月よりTAVIを開始し、2017年5月までに27症例行っています。当院における臨床工学技士の業務は、臨床用ポリグラフの操作、体外式ペースメーカーの操作を行っています。またT AVIのデバイス準備を医師と協力し行っています。合併症発生時に備え、人工心肺装置や経皮的心肺補助装置を部屋の中でスタンバイし、急変時には速やかに循環確保ができるよう体制を整え業務を行っています。また術前には医師、看護師、臨床工学技士、放射線技師にて構成されるハートチームにてカンファレンスを行い、患者背景、手術適応、術中起こりうる合併症、対処法、術後管理などについて情報共有を行っています。
SAPIEN 3 Corevalve Evolut R
２．活動場所
ハイブリッド手術室での対応となります。ハイブリッド手術室での人工心肺および経皮的心肺補助装置の使用を考慮し、また、臨床用ポリグラフや可変式造影剤注入システム、除細動器などたくさんの医療機器が配置されるため、人の動線に考慮し、また緊急時に備え各機器の配置を行っています。
３． 使用機器の紹介
当院で使用している臨床用ポリグラフは、日本光電社製RMC-5000を使用しています。体外式ペースメーカーとしてSJM社製3085を使用しています。また、人工心肺装置は泉工医科工業社製HAS-Ⅱ、冷温水槽はテクノウッド社製HEU-300、心筋保護液供給装置はテクノウッド社製CP-4000を使用しています。経皮的心肺補助装置には泉工医科工業社製HAS-CFP、冷温水層は泉工医科工業社製を使用しています。
ME部の業務（人工心...