小児人工心肺
1. 業務内容
小児開心術は心室中隔欠損症やファロー四徴症、左心低形成症候群など、複雑心奇形まで様々な手術に対応しています。特に小児体外循環では低侵襲化への対応として、体外循環回路の低充填化に取り組んできました。
スタッフは成人人工心肺同様、Perfusionist1名、外回り1名で対応し、教育としてもう1名担当し、教育を行っています。人工心肺装置の操作はもちろんですが、成人人工心肺同様、補助循環装置の操作および管理、一酸化窒素療法機器の準備、自己血回収装置の操作などを行うとともに、患者さまの入退室の介助やICUの入室介助等も行っています。
手術の風景 人工心肺装置操作風景
2. 活動場所
成人開心術同様、小児開心術に対応した手術室で手術を行いますが、緊急手術等では他の手術室でも対応できるようにしています。また手術室内には人工心肺準備部屋を設けており、人工心肺装置、物品の管理を行っています。緊急時には人工心肺準備部屋で人工心肺装置の充填を行い緊急時にも速やかな対応が可能です。
手術センター10号室 人工心肺準備室
3. 使用機器の紹介
人工心肺装置:泉工医科工業社製HAS-Ⅱ
心筋保護供給装置:テクノウッド社製CP-4000 冷温水槽:テクノウッド社製HEU-300