第27回日本臨床工学会参加報告

　2017年5月20、21日の2日間、第27回日本臨床工学会が青森にて開催されました。初めての青森開催ということで、陸路と空路迷いましたが、昨年北海道まで開通した新幹線を使用することにしました。行きは函館行きではなく青森終点でしたが、帰りは函館始発の北海道新幹線をホームで迎え、「あ～青函トンネルを渡ってきたんだな～」とひとり思いながら乗りました。
　さて肝心の内容ですが、当院からは3つの口演「ジェネラリスト教育の実情に関する検討」、「透析治療開始待ち時間の短縮を目指した業務改善の方法に関する検討」、「VAD患者の在宅管理における機器管理記録の工夫」と、2つのポスター「新病院プロジェクトにおける臨床工学技士の役割について～新病院設計から患者移送までの対応～」、「手術室業務におけるシフト勤務見直しによる効果に関する検討」発表を行いました。臨床工学技士の代表的な学会のため、ME部の各部門から1年間の成果を報告してきました。
　最近ますます多岐にわたって活躍する全国の臨床工学技士の発表を聞き、それぞれの領域でのプロフェッショナルの言葉に刺激を受けました。どの領域でも共通して、患者さんに安全な医療を提供する、その思いが結果として様々な取り組みとなって発表されていると改めて感じました。また1年後この場に来られるように、ますます知識を深めて工夫・努力し、臨床工学技士の立場から医療を支えていきたいと思います。