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レジデント研究および文献講読ゼミについて(レジデント2年目)
レジデント研究について
レジデント2年次には、各自が選択したテーマに関して、研究指導者から指導を受けながら研究を実施します。本プログラムでは、研究計画書の作成をはじめ、先行研究の調査やデータ収集・分析、学会発表資料・論文の作成など、研究を実施するにあたり必要な知識・技能を学ぶことができます。このプログラムでの経験は、今後、疑問に思ったことに関して主体的に研究を進めていく際に活きると感じています。
研究実施期間中に、年4回のレジデント研究に関わる報告会があり、研究概要や進捗状況を発表し、困っている点を共有・相談する機会があります。報告会はレジデント1年目・2年目、研究指導者のほか、研究に興味がある薬剤部職員、薬学部教員であれば誰でも参加可能です。研究内容や研究の進め方、結果のまとめ方等について、経験豊富な先生方から助言をいただくことができます。報告会では他のレジデントが実施している研究に関しても知ることができ、研究分野の違いによる研究手法や結果のまとめ方の違い等についても学ぶことができます。

2025年度第1回レジデント研究中間報告会の様子
文献講読ゼミについて
本年度より、北里大学薬学部薬物治療学Ⅰ教室において実施されている文献講読ゼミにレジデントも参加させていただくことになりました。臨床現場では、添付文書や書籍の情報だけでは解決できない疑問に遭遇し、臨床研究論文の情報を参考にすることがあります。その場合、参考論文の内的および外的妥当性を評価することが必要不可欠です。文献講読ゼミを通して、臨床研究論文の内容を理解し評価する能力を身に着け、適切な文献を取捨選択できるようになることを目指します。また、複数の論文に触れることで、レジデント研究の組み立て方や研究結果のまとめ方の参考にもしたいと考えています。
2025年7月 A.S.