教育プログラム

特定機能病院薬剤師レジデント交流会(レジデント2年目)

10月上旬に特定機能病院薬剤師レジデント交流会が当院で開催されました。当院以外の参加施設は、日本医科大学付属病院、日本医科大学多摩永山病院、順天堂大学医学部附属順天堂医院、順天堂大学医学部附属練馬病院で、合計34名のレジデントが参加しました。

今回の交流会のプログラムは、当院のレジデントプログラム紹介、並びに各施設のレジデント数名ずつで構成されたグループによるスモールグループディスカッション(SGD)でした。SGDでは、自らの体験を通して良い指導者とは何かを考え、各グループより発表を行いました。

まずは各グループにて自己紹介から始まり、それぞれの研修状況などについて共有をしました。同じレジデントという立場ではありますが、各施設でその研修内容は大きく異なるため、共有するたびに質問が絶えませんでした。

本題のSGDですが、自身が体験した指導者や先輩薬剤師からの指導内容・方法のうち、良かったと感じた具体的な事例について話し合いました。それぞれ出てくる感想は細かな違いはありましたが、大きな分類をしていくとそれぞれ良い指導と感じる点は似ており共感する場面も多かったです。話が白熱してしまい私のグループでは時間ギリギリまでディスカッションを行いました。プロダクトの発表では質問を通して、他施設での研修内容の違いについて知ることができました。

本SGDを通して、良い指導者とはどのような人物像か抽出し、今後自分自身が指導者の立場となった際にどのように後進育成をしていくべきなのかを考える、とても貴重な機会となりました。現在実施している薬学生の実務実習指導に活かせる点も多々あったので、私もすぐに実践してみようと思います。

また、交流会の後には懇親会が開催されました。SGDメンバーとは異なるレジデントと話すことで、他施設についてさらに深く知ることができ、とても有意義な時間を過ごすことができました。

企画・準備して下さった先生方に心より感謝申し上げます。

2024年11月 R.S