リード抜去術業務
1. 業務内容
2015年7月より、当院ではリード感染やリード機能不全に対するエキシマレーザを使用したリード抜去術を行っています。2015年10月までに2症例を経験し、リード抜去術時の臨床工学技士の業務はエキシマレーザの準備および操作を行っています。また、リード抜去術は血管損傷などの不測の事態に備え、人工心肺装置を手術室内に、経皮的心肺補助装置を手術室のすぐ外にスタンバイし、不測の事態には速やかに循環確保ができるよう医師とコミュニケーションをとりながら業務にあたっています。
2. 活動場所
リード抜去術は透視下にリードを確認しながら行うため、ハイブリッド手術室での対応となります。ハイブリッド手術室での人工心肺および経皮的心肺補助装置の使用を考慮し、機器の配置を行っています。
3. 使用機器の紹介
当院で使用しているエキシマレーザはSpectranetics社製CVX-300-Pを使用しています。また人工心肺装置は泉工医科工業社製HAS-Ⅱ、冷温水層はテクノウッド社製HEU-300、心筋保護液供給装置はテクノウッド社製CP-4000を使用しています。経皮的心肺補助装置には泉工医科工業社製HAS-CFP、冷温水層は泉工医科工業社製を使用しています。