第90回医療機器学会参加報告
2015年5月28日から30日まで、横浜にあるパシフィコ横浜にて第90回日本医療機器学会大会が開催され参加しましたので報告します。大会のテーマは「医療機器のイノベーションと未来に向けて －刻は今、果てしなき挑戦と創造へ－」を掲げ、様々な演題が発表されました。当院では感染管理の観点から「単糸径2μmのマイクロファイバークロスによるウイルス除去性能に関する検討」と手術室業務より「手術室におけるトラブル対応記録の利用と効果に関する検討」の2演題が発表されました。両演題とも活発な議論がなされていました。また、印西市にある医科器械歴史資料館より貴重な医療機器が多数展示してあり、中には入職当時使用していた、IABP装置が昔の機器として展示されていました。当時、現役で使用していた機器がこのように展示されていたため、月日の流れを感じました。
学会は以前に比べ、洗浄や滅菌など感染管理の観点からの演題が増えてきています。時代の流れだとは思いますが、原点である医科器械学会の「医科器械」が薄れてきているような気がし少し寂しくも感じました。
IABP装置 人工呼吸器
人工心肺 人工肺
2015年度入職者よ...