各分野の特徴と診療実績

生殖医学分野

特徴

  • 不妊症、不育症、婦人科内分泌異常、先天異常に基づく性機能障害等を診療の対象としている。
  • 妊孕性温存を目的として、またminimal invasive surgery を目的に腹腔鏡下手術を積極的に行っており、子宮内膜症手術、子宮筋腫核出術、卵巣嚢腫摘出術などを腹腔鏡下に年間80症例行っている。
    また、子宮内膜ポリープ、粘膜下筋腫などに対して、子宮鏡下手術(レゼクトスコープ、細経子宮鏡)を積極的に行っている。
  • 子宮外妊娠治療の経膣的薬物治療、卵巣出血の経膣的腹腔内容吸引術、チョコレートのう胞、卵巣膿瘍からの骨盤腹膜炎に対する経膣的抗生物質局所投与など非侵襲的保存的療法を積極的に行っている。
  • 1995年からは体外受精・胚移植にも取り組み、現在その施行例は年間80周期である。

診療内容

病床数
35床
異常妊娠(子宮外妊娠)の管理
外来管理
不妊症、子宮内膜症の診断・治療、内分泌異常(発育、性分化異常を含む)、婦人科心身症(更年期障害)、感染症(性病を含む)の診断・治療
手術
主に妊孕性を温存する手術を行っている。腹腔鏡下手術(子宮内膜症、子宮筋腫、卵巣嚢腫など)、子宮鏡下手術(子宮筋腫、子宮内膜ポリープ、子宮奇形など)、子宮筋腫核出術(開腹)、造膣術(外科と合同)

診療実績

2024 2023 2022 2021 2020 2019 2018 2017 2016 2015 2014
高度生殖補助医療                      
採卵 120 67 62 58 59 33 58 52 59 69 71
顕微受精 18 9 4 12 4 0 12 10 20 20 20
凍結融解胚移植 93 60 91 37 36 15 36 37 34 31 29
手術                      
腹腔鏡下手術 87 60 78 73 71 101 70 70 62 63 55
子宮鏡下手術 37 39 22 22 10 26 9 9 4 5 9
開腹手術 15 23 12 9 1 4 11 12 17 17 11
異所性妊娠の治療                      
薬物治療 5 5 3 5 0 4 6 13 11 13 11
腹腔鏡下手術 3 5 13 9 9 9 10 8 7 4 0
開腹手術 0 2 0 0 0 2 0 2 1 2 2