教育プログラム

新年度が始まりました

今回は、レジデント教育を統括している薬剤部教育研修部門から、最近のレジデントたちの様子を紹介します。

2021年度生が2年間のプログラムを修了

2021年4月に入職したレジデント5名全員が、2023年3月に2年間のレジデントプログラム修了を迎えました。入職当時はコロナ禍による様々な制限があったものの、院内での研修には大きな影響はありませんでした。一方で、特定機能病院薬剤師レジデント研究会(他施設の薬剤師レジデントとの交流)では、直接会うことは難しく、オンラインで交流を重ねてきました。2022年後半からは徐々に制限が緩和されたため、1月と3月にはそれぞれの施設で現地交流を行いました。また、日本薬剤師レジデントフォーラムも、当院が主催した2021年度はオンライン開催でしたが、2022年度は2023年3月に現地(大阪)で発表を行うことができました。レジデント同士、直接会って交流を行えたことが大きな財産となったようです。


日本医科大学付属病院における症例検討会の様子

日本薬剤師レジデントフォーラムにて

修了後の進路について

2023年3月にプログラムを修了した5名のうち、4名が当院薬剤部の正職員を希望し、入職してくださいました。入職後は、薬剤部内の各課に配属され、業務に励んでいます。とはいえ、レジデントとして研修を行っていた時と、正職員として配属されたときでは、業務内容や忙しさにギャップがあります。そのため、私たち教育研修部門が入職した後も面談を行い、スムーズに業務に慣れるようフォローアップを行っています。

2022年度生(現2年目レジデント)について

2023年4月から、長期の病棟研修に入りました。1年目の病棟研修より高度な知識を得るため、がん化学療法におけるレジメンチェックや、救急領域における循環作動薬のモニタリング、各疾患別教室での外来患者講義など多岐に渡る内容を学びます。
薬剤部職員と共同で研究にもとりかかっています。個々人で研究テーマは異なりますが、学会発表を見据えて研究を進めていきます。

2023年の新レジデントについて

2023年4月、6名のレジデントが新しく加わりました。1年目は、8月中旬まで病院薬剤師の基礎的な技術・知識を身に付ける中央薬剤業務研修を行います。知識を幅広く身に付け、これからの研修に向けて大きく成長してくれることを期待します。


4月に加わった6名

2023年5月 I.K