教育プログラム

中央薬剤研修業務/学術大会への参加(レジデント1年目)

中央薬剤業務研修について

レジデント1年目の前半は、調剤室、抗がん薬調製室、薬品管理室、製剤室、DI室などで中央薬剤業務研修を行い、薬剤部の役割や病院薬剤師の業務の幅広さを学びました。

レジデント2名につき1名の指導者の先生からご指導いただき、明確な到達目標を意識しながら研修に取り組みました。1日の最後には振り返りの時間があり、レジデント同士で学びや疑問点を共有し、指導者の先生に質問・確認することで理解を深めながら翌日の研修に臨むことができました。

また、北里大学薬学部4年生が5年次の病院・薬局実務実習を行う前に取り組む事前実習に、指導教員として参加しました。注射薬の調製やフィジカルアセスメント実習を担当し、学生への教育を通して自身の知識や手技を振り返る良い機会となりました。

今後は病棟研修が中心となりますが、週1回程度は中央薬剤業務の継続機会があります。これまで学んだ中央業務を確実に行えるようにするとともに、患者さんや多職種との関わりを大切にしながら、薬学的知識をさらに深めていきたいです。

学術大会への参加について

8月には、幕張メッセで開催された日本病院薬剤師会関東ブロック第56回学術大会に参加しました。様々なセミナーを聴講し、これまで関心のあった分野だけでなく、新たな分野にも興味を広げることができました。

例えば、併存疾患まで見据えたがん薬物療法に関する講演は、患者一人ひとりの背景を考慮した薬剤選択について考えるきっかけとなりました。退院後の生活を見据えた服薬指導や、患者が薬物治療に前向きに取り組めるような関わりが、治療効果を高める上で重要であることを学びました。

また、災害時の医療を支えるモバイルファーマシーの車内を見学し、災害時に調剤を行える設備が整えられていることを知りました。災害現場で活動された薬剤師の方からお話を伺い、薬の提供にとどまらず、医薬品の管理や衛生環境の整備など、薬剤師が担う役割の幅広さを再認識しました。

今回の学術大会で得た学びを今後の病棟研修に生かし、患者さんが安心して前向きに治療に取り組めるような薬学的支援を実践していきたいと思います。

日本病院薬剤師会関東ブロック第56回学術大会 学会会場にて
日本病院薬剤師会関東ブロック第56回学術大会 学会会場にて

2026年9月 N.I