教育プログラム

レジデント症例報告会を実施しました(レジデント1年目)

今回はレジデント症例報告会について、ご紹介いたします。レジデント症例報告会は、病棟研修中に自身が介入し、学びを得た症例を共有する会です。同時に、プレゼンテーション能力の向上を図る貴重な機会でもあります。

初めての症例報告

2年間のレジデントプログラムで、1年目に2回、2年目に4回の症例報告を行います。当院のレジデント症例報告会は、病棟研修を通して、ひとりの患者さんのモニタリング→問題点の抽出→それに対する評価と計画→結果の評価を実践し、自身が介入した症例について一連の流れに沿って発表する研修プログラムのひとつです。

私たち1年目レジデントは、12月に初めての症例報告を行いました。発表スライドや原稿の作成に苦労しましたが、指導薬剤師の先生方のお力添えもあり無事に終えることができました。症例を簡潔にまとめプレゼンテーションを行う能力は、学会発表等を行ううえで欠かせない能力です。レジデント1年目のうちから、このような機会を持てるのは非常に貴重だと思います。また、それぞれの病棟で研修を終えた同期の発表から多くの刺激を受け、自身の課題を考える良い機会となりました。


報告前の最終確認

今回はオンラインで開催しました

後半の病棟研修が始まりました!

11月下旬から順次、レジデント1年目の後半病棟研修が始まっています。レジデント1年目の病棟研修は、内科・外科領域から前後半に分けて1病棟ずつ研修を行います。内科領域は薬物治療が、外科領域は周術期薬学管理が研修の中心のため、前半と後半の研修では病棟の特色が異なり、日々新しい知識を身につけることで精一杯です。前半病棟では病棟業務の基礎を学ぶことに重きを置いていましたが、後半病棟では身につけた知識を活かした、より薬剤師として専門的な能力が求められます。多職種とのかかわりの中で、チーム医療の一員として、薬物治療に貢献できる薬剤師を目指します。1年目の研修は残り3か月ほどですが、目標をもって日々の研修に励みたいと思います!

2023年1月 A.I./N.M.