後期臨床研修について・募集

後期臨床研修について・募集 (3年間)

取得可能資格

  • 死体解剖資格 (国家資格)
  • 病理専門医
  • 細胞診専門医

北里大学病院・病院病理部(標榜科:病理診断科)では、後期臨床研修医(専攻医)に対しての研修プログラムを準備しています。初期臨床研修医の方、今は違う科の医師であっても今後病理専門医を目指す方、大募集です!!
(当院では他診療科出身の病理専攻医複数名が後期研修医(病棟医)として在籍中です。また、女性医師も多く、出産・育児と両立できるよう配慮しており、育児中の病理医も在籍しています。)

幅広い領域からなる豊富な症例を経験すること、様々な専門をもつ指導医から充実した指導を受けることができます。一人の後期研修医(専攻医)に対し、複数の指導医が指導・評価することで、偏りなく診断能力を身につけられます。また半年ごとに特定の臓器を切り出し・診断することで、集中的に専門分野の経験ができます。3年の研修を終え、必要な項目を取得すると、病理専門医試験の受験が可能になります。

  • 術中迅速診断における検体処理の様子
  • 病理診断時の様子

内容(病理専門医受験資格)

  • 組織診断受験資格症例数(5,000例)、
    2〜3倍の経験が可能です
    診断指導のみならず、報告書記載指導も行います
  • 迅速診断受験資格症例数(50例)、
    4倍以上の経験が可能です
    診断指導のみならず、報告書記載指導も行います
  • 病理解剖受験資格症例数(30例)、当院の解剖のみならず、他院での解剖も優先的に経験してもらいます。まずは死体解剖資格を取得します
    解剖手技指導・診断指導・報告書作成指導を行います
  • カンファレンス参加受験資格症例数(CPCレポート2例)
    カンファレンス資料作成指導・発表指導を行います
  • 学会発表 / 論文発表受験資格症例数(3例)
    学会への資料作成指導・発表指導、論文作成指導を行います
    また専攻医には優先的に学会に参加してもらいます。知識を深めてもらうだけでなく、病理専門医試験受験に必要な、病理組織診断に関する講習会・剖検講習会・分子病理診断に関する講習会の単位を取得できます

先輩の声

井上久子先生平成23年卒、平成29年研修終了
臓器や領域の偏りなく経験することができるので、専門医試験対策のみならず、その後の日常業務にも役立つ知識・経験を積むことができます。特に4年間(現在は3年間)の中でローテートする臓器別診断では、短期間で同一臓器の症例を集中的に経験することで、各臓器ならではの診るべきポイントをつかむことのできるよいシステムであると思います。当院での研修を通して、日常業務を行っていく上での礎を築くことができたと思います。
眞山 到先生平成27年卒、現在後期研修中、大学院生
当初は仕事に慣れておらず、学ばなければいけないことがたくさんあり大変でした。
しかし、厳しい先生、優しい先生、様々な上級医の先生にしっかりとした指導を受けることができ、病理の診断能力や研究に関する知識が日々身についていくことを実感しています。まだまだ勉強しなければならないことは多く、上級医の先生方に迷惑をかけていますが、後期研修を北里大学病院に選んで良かったと思っています。

病理医に興味のある方は、まず一度見学・体験にいらして下さい!!
初期臨床研修医の方、他科の医師であっても病理医を目指す方、大歓迎です。

お問い合わせ

北里大学病院 臨床研修センター
北里大学病院 病院病理部
TEL:042-778-8111(代表)
E-mail:pathol@med.kitasato-u.ac.jp