部長あいさつ

北里大学病院
病院病理部へようこそ!!

病院病理部は、患者さんから採取された組織を検査し、病気の診断と治療方針の決定に大きく貢献する部門です。病変部位の肉眼的観察、顕微鏡を用いた組織学的、細胞学的な解析、またタンパク質・遺伝子レベルの分子病理学的解析により患者さんの病気を明らかにし、内科医、外科医 による治療に結びつける役割を担っています。また、治療の甲斐なくお亡くなりになった患者さんの病理解剖を行い、生前の病気の状態を解明し将来の治療に役立てる役割も担っています。

大学病院の部門として、学生教育、医師・臨床検査技師の教育にも力を入れ、大きな役割 を担っています。将来の北里大学病院の質の高い医療を支えていく人材の育成に努めています。

医療の進歩に伴い病院病理部の業務も年々増え、近年のゲノム医療においても重要な役割を担っています。患者さんに直接お目にかかることは少ないですが、北里大学病院の医療を支える重要な部門であり、患者さん、病院にとってなくてはならない部門です。最先端の医療の要求に応えられるよう、日々努力して参ります。

2024年4月
病院病理部長
医学部病理学教授
村雲 芳樹