白内障班

白内障とは

「眼」はカメラに例えられますが、「レンズ」に相当する器官が「水晶体」で、外界からの映像が網膜に焦点が合うようにピント合わせを行っています。水晶体の透明性が障害された状態を「白内障」と呼んでいます。原因の中で最も多いものは加齢に伴うものですが、その他、先天性・アトピー・糖尿病や外傷に起因するもの、ステロイド等薬剤使用によるものがあります。治療としては手術により混濁した水晶体を取り除き、代わりに人工レンズ(眼内レンズ)を挿入します。本邦においては年間約130万件以上の白内障手術が行われており、眼科の代表的な手術のひとつです。

北里大学の白内障手術

北里大学は日本の白内障手術のパイオニアである前任の清水公也教授のもと、質の高い手術を追求して参りました。現在もその理念や技術、システムを受け継ぎ、多くの難症例を手がける他、より良好な視機能の実現をめざし、モノビジョン法や多焦点眼内レンズによる老視矯正、トーリック眼内レンズによる乱視矯正などを駆使して、患者さまのひとりひとりの生活スタイルに合わせた最適な眼内レンズの度数を提案しています。また以前に角膜屈折矯正手術(RKやLASIKなど)を受けられているような眼内レンズ度数決定の難しい症例についても対応しております。

北里大学病院は平成26年5月より新病院が開院し、眼科専用の手術室はさらに充実しました。
入院で手術をお受け頂く際の入院期間は2泊3日で、1回の入院での両眼の白内障手術にも対応しています。短期間の入院によりすぐに日常生活に戻って頂くことが可能です。全身的に特に問題ない方については日帰り手術にも対応しておりますので、ご希望の患者様は担当医師にご相談下さい(日帰り手術の場合は両眼同日ではなく、片眼ずつとなります)。なお、1回の入院で両眼同日の手術をご希望される際は、感染予防のため個室に入院して頂くことを原則としております(入院期間は両眼でも片眼でも2泊3日です)。

当院での入院スケジュール