北里大学病院 漢方外来

当院の漢方治療

 薬は、保険適用のエキス製剤を使用しております。まず、初診の患者さんには問診票を記載していただき、困っている症状以外にもご自分の体の状態を細かく教えていただきます。それを参考に、お話を伺い、診察させていただきます。
 診察方法は、第一に「舌診」といって舌の状態を診ます。舌の色や形や大きさ、舌の苔(こけ)を観察して体の状態を判断します。第二に「脈診」といって両方の手首の動脈を触り、脈の強さや性質を判断します。第三に「腹診」といって仰向けに寝ていただき、お腹の弾力性や抵抗部分を診ます。この腹診は、日本漢方独特な診察方法で、どんな症状の患者さんでも行います。以上の診察を経て漢方薬を選択します。
 また、診察の上で、西洋医学的関与が必要と判断された場合には、採血・心電図・超音波検査・画像検査等を行います。場合によっては、専門科への紹介もさせていただきます。基本的には、当外来では漢方薬のみを処方させていただきます。

受診に際して

西洋医学で処方されている薬がある場合は、薬名をわかるようにしておいてください。
同時に、サプリメントなど服用されている場合にも出来れば内容をわかるようにしておいてください。
近々に採血している場合には、出来れば結果をお持ちください。
舌を診ますので、事前に舌の苔を歯ブラシなどで取らないようにしてきてください。
手首の脈を診ますので、時計などははずしておいてください。
お腹を診ますので、脱ぎ着がしやすい服装で来てください。
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完全予約制 電話予約センター Tel 042-778-8855
※尚、当院に通院中の患者様は主治医にご相談ください
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