診療実績

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手術症例数

手術症例数

成人心臓外科 2013年 2014年 2015年 2016年 2017年
心臓血管外科手術
(専門医制度上)
150 171 198 233 234
 開心術
(OPCAB含む)
143 151 181 181 194
 非開心術
(TEVAR・EVAR・姑息術含む)
7 20 17 52 40
その他手術
(ペースメーカー、静脈瘤、シャント増設など)
137 198 154 154 164
総手術数 287 369 352 387 398
小児心臓外科 2013年 2014年 2015年 2016年 2017年
心臓血管外科手術
(専門医制度上)
124 111 127 110 112
 開心術
(OPCAB含む)
86 71 92 82 80
 非開心術
(TEVAR・EVAR・姑息術含む)
38 40 35 28 32
その他手術
(ペースメーカー、静脈瘤、シャント増設など)
10 8 22 12 20
総手術数 134 119 149 122 132
血管外科 2013年 2014年 2015年 2016年 2017年
心臓血管外科手術
(専門医制度上)
- 94 185 235 183
 開心術
(OPCAB含む)
- - - - -
 非開心術
(TEVAR・EVAR・姑息術含む)
- 94 185 235 183
その他手術
(ペースメーカー、静脈瘤、シャント増設など)
- 48 34 29 16
総手術数   142 219 264 199
年間総手術件数 421 630 720 773 729

過去10年間の心臓血管外科手術症例数の推移

手術の特徴・特色

先天性心疾患の手術

生直後の新生児や未熟児の重症複雑心奇形に対しても積極的に人工心肺下の根治手術を行い、好成績をあげている。当院では、1歳未満の手術症例が2/3を占め、体重1.1kgの大動脈中隔欠損症の開心根治手術にも成功している。また多くの症例に低侵襲心臓手術(小切開手術)や無輸血体外循環手術を行い、在院日数の短縮を得ている。また胸腔鏡およびロボット使用下の動脈管閉鎖術は本邦最多症例(100例)を誇り、体重560g児においても成功を収めている。

冠動脈外科手術

冠動脈バイパス手術(CABG)では、積極的に両側内胸動脈グラフトを使用しており、2016年の冠動脈バイパス手術のグラフト開存率は94.9%であった。人工心肺を用いない方法(OPCAB)は適応症例を考慮して(頭頚部動脈病変・大動脈石灰化・坦癌患者や肺機能障害を有する重症例など)行っており、2016年のOPCABは単独冠動脈バイパス手術の25%であった。急性心筋梗塞の危険な合併症である心室中隔穿孔、左室自由壁破裂、左心室瘤や虚血性心筋症に対しても術式工夫を行い、好成績を得ている。

弁膜症の外科治療

僧帽弁閉鎖不全症(MR)に対しては、拡張型心筋症に伴う機能性MRを除いてほぼ全例自己弁を温存する弁形成術を行っている。2012年からは右小開胸アプローチによる低侵襲僧帽弁手術を行っている(写真1)。大動脈弁狭窄症に対しては2015年から一部の症例に対して右小開胸アプローチによる低侵襲大動脈弁置換術を行っている(写真2)。2016年より経カテーテル大動脈弁置換(TAVI)を開始し、循環器内科と合同で開胸手術とカテーテル手術の適応を決定している。

写真1
写真2

胸部大動脈瘤の外科手術

大動脈基部の手術では、症例を選んで自己弁温存手術(David手術)を行っている。弓部大動脈の手術では、循環停止・選択的脳灌流法を用いた全弓部大動脈置換を基本としているが、ハイリスク症例に対するステントグラフトを組み合わせた治療を行っている。遠位弓部・下行大動脈の手術では、多くの症例にステントグラフトを使用している。急性大動脈解離・外傷性大動脈損傷に対する治療も数多く行っており良好な成績を得ている。

腹部大動脈瘤の外科手術

腹部大動脈瘤に対するステントグラフト手術数は首都圏でトップ3に入る。破裂の緊急症例に対しても迅速かつ低侵襲なステントグラフト手術により高い救命率を誇っている。

低侵襲心臓手術

新生児に対する胸腔鏡およびロボット使用下の動脈管閉鎖術、成人僧帽弁、大動脈弁に対する右小開胸手術、成人心房中隔欠損症に対する乳輪切開手術など、様々な低侵襲心臓手術が行われている。

手術適応の決め方

手術適応は、循環器内科、小児循環器科との合同症例検討会にて最終的に決定しているが、術者の経験はもとより米国心臓病協会(AHA)や日本循環器学会のガイドラインも参考にして行っている。なお手術リスクの評価は、当院における実績に加えて、日本心臓血管外科手術データベース(JapanSCORE)を参考にして行っている。