平成22年度文部科学省「看護師の人材養成システムの確立」
フィジカルアセスメント研修アドバンスコースを踏まえ、BLSのスキルアップに焦点を当てた研修を開催しました。救急看護認定看護師がインストラクターを務め、3〜5年目のリーダー役割を担う看護師32名が自らの課題を持って参加しました。
救命技術の概論やその手技に関する講義を受け、曖昧にしていたものや自信のなかった知識を確認できました。
講義内容を踏まえ、救急看護認定看護師によるデモンストレーションを実施しました。急変時の緊迫感のあるロールプレイに研修生の表情も引き締まります。意識低下、呼吸停止の患者に、発見者、リーダー看護師、メンバー看護師、緊急コール(院内119)により召集された医師役も加わり、一丸となって蘇生を行う様子は、臨場感あふれる光景でした。
アナライザーを用い、講義とデモンストレーションの理解度を測定し、その場でインストラクターによる知識の補足を行いました。
後半は、各自BLS技術のチェックを受け、シミュレーション演習を実施しました。
シミュレーション演習後には、緊張と焦りが大きくなり、習得した知識・技術が上手く使えなかったという声が聞かれました。インストラクターによるデブリーフィングを受け、各セクションで実施している急変対応シミュレーションで実践し、後輩指導に役立てていきたいと士気を高めていました。