平成22年度文部科学省「看護師の人材養成システムの確立」
2月17日、18日に開催された、National SUN at ちゅらSIMにおいて、昨年度から取り組んでいる、3〜5年目看護師を対象とした、「フィジカルアセスメント研修 アドバンスコース」のシミュレーション演習を発表しました。「院内シミュレーション教育の実際」というテーマで、当院の集中ケア認定看護師が、2年かけ、ようやく研修効果を上げてきた過程を中心に、インストラクターの苦悩や改善してきたことなどを実演しました。
はじめに、当院で実施しているシミュレーション教育について、この研修の目的、プログラム、研修評価の教育効果測定についてプレゼンテーションをしました。次に、集中ケア認定看護師が、インストラクターと研修生役となり、3つのシミュレーション演習を発表しました。
3〜5年目看護師がいつも研修中に見せる、困惑した様子を演じ、インストラクターが如何に研修生のモチベーションを上げることに苦慮しているかを再現しました。デブリーフィングでは、ポジティブフィードバックだけではなく、インストラクターが必死に、次の演習課題を引き出す様子などを盛り込みました。
発表後の質疑応答では、他施設のシミュレーション教育担当の方々から、アドバイスをいただきました。また、他のセッションから得た、効果を上げるシミュレーション教育の方法についての学びを、次年度からの研修構築に役立てたいと考えています。