活動内容

看護コラボレーションセンター キャリアパス構築WG主催
平成23年「第1回 北里大学病院・北里東病院 単位責任者・主任合同研修会」実施報告

1.目的

キャリアパス構築に向け、コンピテンシーの理解を深める

2.日時

平成23年9月25日(日)9:30〜16:00

3.場所

L2号館309(グループワークは301〜306号室)

4.参加者

両病院看護係長・主任看護師 北里大学病院130名 北里東病院38名

5.プログラム

時間 内容 担当
9:30〜10:00 看護コラボレーション活動状況について 別府千恵看護部長
10:00〜12:00

講演:「健康医療サービスイノベーションの新視点:

  • 日本の医療をとりまく社会・経済情勢
  • 日本の人的資源概観・人的資源の質 ・孫子の人材論
  • Competencyとは(グループ・ディスカッション)
講師:
東京農工大学 大学院
技術経営研究科 教授
松下 博宣先生
12:00〜13:00 昼食休憩
13:00〜16:00
  • コンピテンシーの氷山モデル
  • 職務に求められる人間力の構成
  • 基本コンピテンシー
  • 要求されるコンピテンシー事例:一般職看護師
  • 要求されるコンピテンシー事例:看護師長
  • 要求されるコンピテンシー事例:看護部長
  • 医療サービスとコンピテンシーの関係
  • 医療サービスシステムの階層性とフロントステージ、
    バックヤードシステム(グループ・ディスカッション)
  • 健康医療サービスにおけるサービス構造
  • 病院のHRMに関する問題
  • メソドロジー(1)成果責任
  • メソドロジー(2)コンピテンシーと目標管理
  • メソドロジー(3)全病院的目標管理体系
  • メソドロジー(4)人的資源バックヤード・サポート・システム
  • メソドロジー(5)コンピテンシーモデル例
  • メソドロジー(6)コンピテンシー・ディクショナリー例
  • メソドロジー(7)クリニカルラダーのグランドデザイン
講師:
東京農工大学 大学院
技術経営研究科 教授
松下 博宣先生

6.アンケート結果

アンケートの詳細はこちら

7.まとめ

本年度2月に開催した看護コラボレーションセンター「キックオフ講演会」の際、キャリアパス構築にあたり、コンピテンシー理論を用いること、係長・主任が中心となって求める看護師像を明らかにし、作成していくことが話された。これを受けて個人で「コンピテンシー」について学習を進めている参加者もみられ、関心は高かった。
アンケート結果では、コンピテンシーの概要は理解できたが、北里版コンピテンシーの研究に取り組むにあたっては、詳細をもっと知りたかったという意見が大半であった。松下先生の講義から、現在の社会情勢において必要とされる看護師像や、コンピテンシーの考え方を学び、自部署でのスタッフ育成と照らし合わせ、困難な状況がこのキャリアパス構築において変化していくのではないかという期待を持った参加者も多かった。また、スタッフのみならず、自分のコンピテンシーについて考え、この事業に参加していくことで自分の働き方が変わると感じている参加者もいた。
今回の研修では時間が短かったため、コンピテンシーの詳細や今後の活動に関連した内容の説明は十分に行えなかった。しかし、コンピテンシーを理解するためのイントロダクションとしては、今回の研修目的は達成できたと考える。これからのキャリアパス構築にあたっては、構築することがゴールではなく、現場が運用し、評価を重ねて行くことが重要である。そのためには時間の担保などの配慮を行い、係長・主任の理解を高め、スタッフと共に構築していくことが前提となってくる。今後さらに、コンピテンシーについての学習会やグループ討議などを開催し、北里大学病院の看護師にとって必要なコンピテンシーは何であるかを検討していく。

研修風景

  • 研修風景
  • 研修風景

この研修の様子の詳細はトピックスに掲載しています。

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