薬は、保険適用のエキス製剤を使用しております。まず、初診の患者さんには問診票を記載していただき、困っている症状以外にもご自分の体の状態を細かく教えていただきます。それを参考に、お話を伺い、診察させていただきます。
診察方法は、第一に「舌診」といって舌の状態を診ます。舌の色や形や大きさ、舌の苔(こけ)を観察して体の状態を判断します。第二に「脈診」といって両方の手首の動脈を触り、脈の強さや性質を判断します。第三に「腹診」といって仰向けに寝ていただき、お腹の弾力性や抵抗部分を診ます。この腹診は、日本漢方独特な診察方法で、どんな症状の患者さんでも行います。以上の診察を経て漢方薬を選択します。
また、診察の上で、西洋医学的関与が必要と判断された場合には、採血・心電図・超音波検査・画像検査等を行います。場合によっては、専門科への紹介もさせていただきます。基本的には、当外来では漢方薬のみを処方させていただきます。 |
 |