-がん患者さんの「働き続けたい」を応援します-
現在、ふたりに一人ががんと診断され、その内の3分の1が働く世代と言われています。しかし、勤務者の34%が依願退職・解雇となり、自営業者の場合は13%が廃業になっています。治療と仕事を両立させることは容易ではなく、高額な治療費負担のために経済的な課題を抱える人もいます。働くことが可能かつ働く意欲のあるがん患者が働けるよう、支援することが求められています。北里大学病院では、がん患者やご家族のニーズに対応するため、平成27年8月から神奈川県「社会保険労務士派遣モデル事業」、厚生労働省職業安定局「長期にわたる治療等が必要な疾病をもつ求職者に対する就職支援モデル事業」に参画し、がん患者さんの「働き続けたい」を応援しています。社会保険労務士やハローワーク就職ナビゲーターと連携しながら、今の職場での働き方や転職、再就職などの相談を希望される方をサポートします。
★ 働き続けるために、仕事と治療の両立に向けた支援
<相談例>
- 治療と仕事に折り合いをつけるために、治療スケジュール・副作用・後遺症の見通しについて知りたい
- 治療と仕事を両立したいが、会社の制度をどう利用できるかわからない
- 人事・労務担当者に相談・交渉したいが、どのように話したら効果的か
- 治療や休職をするにあたって、利用できる保険・手当て・給付金等を知りたい
★ 自分に合った仕事をみつけることの支援
<相談例>
- 通院の必要はあるが、働きたい
- 自分の病状や体力にあった仕事をみつけたい
- 就職活動で、企業に病気のことを伝えるべきか迷っている
- 仕事復帰に際して、どんなスキルが必要か知りたい
上記のような相談をご希望の方は、トータルサポートセンター内 がん相談支援センターにご連絡ください(原則、予約制の面接相談です)。
*2月・3月は、ハローワーク相模原の出張相談を第2火曜日も行います。