北里大学病院看護師2名の活躍 -人命救助にかかわる路上の現場において-

先日、看護師2名のそれぞれが、人命救助に関わる場面に遭遇し、看護専門職としての経験を生かした判断と勇気ある行動により、感謝状を授与されました。

周囲の人と協力し合い心肺蘇生、AEDを実施

8A(血液内科・内分泌代謝内科)
小田原 美樹

仕事がお休みの日に、路上で人だかりが出来ている場面が目に留まりました。傷病者の方は呼吸をしていない状態でした。自分がこのような場面に遭遇するとは思っていなかったので、初めは戸惑いましたが、"とにかく急いで心臓マッサージをしないと"と思い開始しました。既にAEDは別の方が取りに行っているとのことだったので、数人の通行人の方と交代で絶え間なく心臓マッサージを続けることに努め、救急車が到着するまでにAEDを数回実施することができました。

以前に、院内のACLS研修で実際にAEDを使用した研修を受けていたこと、実際の場面において数人で協力し合えたことが良い結果につながったのではないかと思います。

北里大学病院看護師2名の活躍1
東京消防庁より感謝状を授与されました

交通事故現場で救急隊と協力しあう

7A(脳神経外科・呼吸器内科)
柴田 正継

休日に車で出かけた帰り道で、事故渋滞に遭遇しました。自動車とバイクの事故でした。救急車はまだ到着しておらず"自分は新人看護師で確実な判断はできない、手伝えることはないのだろう"と思い事故現場を通過しました。

しかし、脳神経外科に配属されており、もし頭に何か異常があったら気づくことができるのではと思いました。そして、救命措置の教育研修を受けた後でもあり、少しでも力になることができるかもしれないと考えました。また、そのまま見過ごしてしまうことで自分が後悔することになると強く感じたため、車を引き返し事故現場に戻りました。丁度、救急車が到着し、傷病者の方は足に怪我をされていたため、救急隊員の方々と救急車への搬送を行いました。

今回の経験を踏まえ、自分自身に少しでも何かできると思ったら勇気を持って行動することの大切さを学ぶことができました。まだまだ、知識や経験も未熟ですが頑張っていきたいと思います。

北里大学病院看護師2名の活躍2
座間市長より感謝状を授与されました

2012.01.31

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