入局をご希望の方へ

入局を希望される方へ

北里大学医学部神経内科学教室では、入局希望者を随時募集しています。複数の指導医とチームを組み、問診、神経診察の取り方、神経伝導検査、針筋電図、脳波、超音波、脳血管撮影、筋・神経生検などの検査・技能を修得し、脳神経内科領域全般でバランスの良い成長を目指します。

入局希望者・見学希望者は下記にご連絡ください

担当:助教 木村 文将

mail: ukinniko@med.kitasato-u.ac.jp

研修プログラム

当院での研修

我々の教室の研修プログラムでは、複数の指導医とチームを組み、問診、神経所見の取り方、神経伝導検査、針筋電図、脳波、超音波検査、脳血管撮影、筋・神経生検などの検査・技能を修得し、脳神経内科領域全般でバランスの良い成長を目指します。

病棟では受持医となり、複数の指導医の監督下で診療・研修にあたります。病棟は3チーム体制を敷いており、2ヶ月毎にチームをローテーションし研修を行い、研修1年目の終わりには充分な数の症例・検査手技の経験を得ることを目標とします。後期研修後半には初診外来や専門外来を担当し、総合力を試すことができます。後期研修終了時には自己完結できる診療力を修得することを目標とします。
さらに、週1回のチャートカンファレンスと教授回診、症例検討会、抄読会、脳外科合同カンファレンス、全国の学会での講演・論文発表も行うことで、知識の研鑽に努めています。

卒後臨床研修プログラム・カリキュラム

後期研修・専門医研修の到達目標
脳神経内科領域を専攻する内科医として必要な神経疾患に関する問診・診察・診断、神経生理をはじめとした検査、治療、予防の基礎知識、およびその技能を修得することを目的とする。
後期研修医3年目(医師5年目)までは内科専門医の研修制度に準拠
内科専門医制度に則り、後期研修医1~3年目のうち1年間は出向病院での研修が必須である。脳神経内科としての研修と内科専門医の研修を並行して研修を行う。
研修プログラム1例
後期研修医1年目
(医師3年目)
大学病院あるいは出向病院(連携施設)で研修
内科医としての資質を伸ばすこと、専門分野の基礎力強化
(1)救急外来を担当し、内科・神経救急の診療能力を高める。
(2)多数の患者を受け持ち、病棟診療能力を高める。
(3)基本的神経診察・病巣診断を身に着ける。
(4)神経生理をはじめとした検査・手技を実践、読影を行う。
後期研修医2年目

後期研修医3年目
大学病院あるいは出向病院(連携施設)で研修
(1)神経難病から神経救急疾患まで幅広い領域の知識と技術の習得に取り組み、強化する。
(2)神経common diseaseの対応が自己完結可能な状態となる。
(3)神経専門医取得にあたって充分な症例、検査件数を修了する。
後期研修医4年目

後期研修医5年目
大学病院で研修
多職種とともに集学的医療を担える医師として管理能力を高める。
(1)病棟チーフ、サブチーフを経験する。
(2)初診外来や専門外来を担当する。
(3) 医学研究や大学院進学を考える。

脳神経内科専門医取得の要件

専門医資格を取得するには、専門医認定試験に合格することが必要である。専門医認定試験を受けるには、認定研修施設において専門医制度規則施行細則で定められた、初期研修を含む6年以上の臨床研修を行い、また3年以上の日本神経学会正会員歴であり、かつ日本内科学会認定内科医あるいは内科専門医であることが必要である。
研修内容は、専門医制度規則施行細則第6条に明記されている研修カリキュラムにのっとって行う。日本神経学会で、学会報告を演者として2報以上発表が必要である。

教育認定施設

以下の教育認定施設であり、脳神経内科専門医取得後、より専門性の高い研修、専門医取得が可能である。

  • 日本脳卒中学会 専門医認定制度研修教育病院
  • 日本頭痛学会 認定研修教育施設
  • 日本てんかん学会 認定医制度研修施設 (北里大学病院として)
  • 日本認知症学会 教育認定施設(北里大学病院として)
  • 日本脳神経血管内治療学会 認定研修施設
  • 日本臨床神経生理学会 教育認定施設
  • 日本人類遺伝学会 臨床遺伝専門医制度研修施設 (北里大学病院として)

関連学会

  • 日本神経治療学会
  • 日本神経免疫学会
  • 日本神経感染症学会
  • 日本神経病理学会
  • 日本脳循環代謝学会
  • Movement Disorder Society of Japan
  • 日本リハビリテーション医学会
  • 日本老年医学会
  • 日本人類遺伝学会
  • 日本遺伝カウンセリング学会

関連施設

北里大学メディカルセンター、北里大学北里研究所病院、国立相模原病院、東芝林間病院、川崎市立川崎病院、NTT東日本関東病院、横浜労災病院、相模原協同病院、東京大学医学部付属病院、杏林大学医学部付属病院、国立国際医療研究センター、国立循環器病研究センター、東京逓信病院など神奈川、東京に多数。

研究業務

臨床業務と平行して、あるいは大学院に進学し様々な研究を行います。やる気のある人は後期研修の開始時から研究を開始する事も出来ます。臨床と研究の両立は大変ですが、皆様の努力次第です。臨床研究の分野では豊富な症例数に基づく神経難病研究、自己免疫性脳炎研究、頭痛研究などの多くの分野で業績を残しています。詳細な研究内容は部門紹介のページをご参照ください。

後期研修医の1日

新人後期研修医・館野先生の1日

こんにちは。
入局1年目の館野です。

私は平成31年に北里大学を卒業し、浦安病院で初期研修を行いました。

その後、脳神経内科を志し、北里大学脳神経内科に惹かれて帰ってきました。 今回は後期研修医としての生活を少しだけご紹介させていただきます。

朝8:30 全体カンファレンス

新入院の患者さんのプレゼンテーションをします

主治医や先輩の先生からご助言をいただき診療にいかします。
プレゼンは毎回やや緊張しますが、叱責のある場でなく、教育的に見守る雰囲気があります。
専門性の高いご意見をいただけ、大変勉強になり診療の質の向上に繋がっています。

午前中 病棟回診

チームごとに病棟を回診します。
チームは主治医数名と、3-5年目の後期研修医数名と、初期研修医数名で構成されています。

個人的には患者さんとお話しし、診察から病巣を見つけるところが脳神経内科の魅力だと思っています。
そのため、先輩方の診察を間近で見ることができるこの回診の時間は大変有意義です。

入院中の患者さんが安心して過ごせるよう、困ったことがないか常にお話しさせてもらうよう心がけています。 

お昼

自由ですが、チーム皆で職員食堂に行くことが多いです。職員割もありますし、毎日メニューが変わって美味しいです。食堂の方達もとても親切で、元気が出ます。 

コロナ禍では黙食となってしまっていますが、大きな窓際のテーブル席は気持ちよく、午後の活力をもらっています。

午後

生理学検査室当番があります。脳波所見や神経電動速度検査の所見を書いたり、針筋電図を行います。
難しいですが、事前に相談できますし、上級医と共に行います。
技師さんのご助言も大変参考になります。
本から学ぶのではなく、実際に行うことで得られるものは大きいです。

夕方 チームカンファレンス

全ての患者さんをショートプレゼンし、その日あったことを報告します。
今後の方針について確認していきます。
主治医の先生方は病棟医が困ることがないよういつも気にかけてくださるので、何でも聞きやすいです。

脳卒中 Hot line rings!!

脳卒中疑いの患者さんが来ました。
手の空いている後期研修医が集まって対応します。
血管内治療も行うことができる当院では積極的に脳卒中加療を行なっています。
血栓回収後、神経所見が改善していく様子は、何度見ても感動します。

医局近況


  • 西山先生の誕生日を医局でお祝いしました。

  • 2022年度入局者

  • 毎年恒例のBBQです。

  • 忘年会 in 箱根

  • 歓送迎会です


脳神経内科サマーキャンプです

お問合せ

医局員募集は随時行っております。
担当者に連絡をいただければ資料を送付します。オンライン利用も含めて説明会や見学についてもお気軽にお問い合わせください。

FAX: 042-778-6400
担当者:木村 文将(助教)
mail: ukinniko@med.kitasato-u.ac.jp