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核医学検査

心臓の核医学検査

心臓の核医学検査には、心筋血流状態を画像化する心筋血流シンチ、交感神経の働きを画像化する心筋交感神経機能シンチ、脂肪酸代謝を画像化する心筋脂肪酸代謝シンチ、心臓の機能を検査する心プールシンチなどがあります。

負荷心筋血流シンチ

■使用放射性医薬品
201Tl-Cl(塩化タリウム)、99mTc-Tetrofosmin(テトロフォスミン)、99mTc-sestamibi(セスタミビ)
■検査の原理
201Tl-ClはNa-K活性を介して能動輸送により心筋組織に取り込まれます。99mTc製剤は受動拡散によって心筋組織に取り込まれます。いずれも心筋への取り込みは冠血流に比例します。
負荷試験を行うことで、心筋虚血の有無、あるいは病変部が梗塞(壊死)か虚血(生存心筋)かの鑑別診断に有用です。
■検査方法
運動(エルゴメーター:自転車)や薬剤(血管拡張剤:アデノシン、ジピリダモール)を用いて心臓に負荷をかけます。(負荷試験は循環器内科医師と放射線科看護師で行います。
負荷試験の最中に、放射性医薬品を静脈注射をします。
負荷終了後、心筋血流分布の状態をSPECT撮像を行います。
3〜4時間後には安静時の心筋血流分布を得るために2回目のSPECT撮像を行います。
SPECT撮像はいずれも心電図同期で撮像します。
検査時間はそれぞれ30分程度です。
■評価、解析
SPECT撮像を行うことで左心室の心筋血流の状態を断層像として3次元的に知ることができます。また解析ソフトウェア:QGS(Quantitative Gated SPECT)によって、心筋の最大拡張時や収縮時の容積、速度、駆出率、局所の血流比率などを定量的に算出することができます。
■臨床的意義
虚血性心疾患(狭心症、心筋梗塞)の診断・予後判定、心筋生存(Viability)の判定、経皮経管的冠動脈形成術など再灌流療法の効果判定等に用いられます。
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心筋交感神経機能シンチ

■使用放射性医薬品
123I-MIBG
■検査の原理
MIBGは交感神経末端に神経伝達物質:ノルエピネフリンと同じ取り込みをすることから心筋局所の交感神経の分布、機能の評価ができます。
■検査方法
放射性医薬品を静脈注射した後、15分後(早期像)と4時間後(後期像)に静態画像とSPECTを撮像します。
検査時間はそれぞれ40分程度です。
■臨床的意義
心筋梗塞や狭心症の除神経領域の評価、心筋症の病態や重症度の評価、心不全の予後や治療効果の判定、糖尿病性心疾患の自律神経障害の評価、パーキンソン病の病態評価などに有用です。

心筋脂肪酸代謝シンチ

■使用放射性医薬品
123I-BMIPP
■検査の原理
心筋のエネルギー源には主に脂肪酸とぶどう糖がありますが、正常心筋では大部分が脂肪酸代謝に依存しています。心筋虚血になるとエネルギー代謝が脂肪酸から糖代謝に移行します。この検査では心筋局所の脂肪酸代謝障害を知ることができます。
■検査方法
空腹時に放射性医薬品を静脈注射した後に静態画像とSPECT撮像を行います。
検査時間は約40分です。
■臨床的意義
狭心症の診断、壊死に陥っていない冬眠状態の心筋の鑑別診断、心筋症の早期の診断や重症度の判定に有用です。
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