北里大学病院には、基本プログラム、母子重点プログラム、基礎研究医プログラムと外科重点プログラムの4つの研修プログラムがある。基本プログラムには、2つのコースを設定している。いずれのプログラムも、研修開始前に予め選択した2年次の研修診療科を、1年次の12月の時点で組み替えてプログラムのリセットを可能にしている。これに伴い、研修開始後のライフプランを反映した研修プログラムの変更が可能となり、柔軟なシステムとなっている。
基本プログラムは、選択科研修の自由度が高い選択自由度重視コースと、6か月から1年程度の期間を他の協力型大学病院、協力型臨床研修病院とのたすき掛け方式による研修プログラムを想定した2つのコースがあります。
選択自由度重視コースは、研修内容の選択性の自由度が非常に高く、6か月の選択科研修を自らの希望にあわせ、自由にカスタマイズできる点が特徴です。
たすき掛け方式コースは、他大学や市中研修病院で実践的プライマリ・ケア研修ができるほか、同世代の研修医と交わることにより、当院での研修以外での発見が期待できます。
将来、産婦人科医、小児科医になることを希望する臨床研修医を対象とする、より専門指向性の高い研修を可能とする研修プログラムです。
将来、外科医になることを希望する臨床研修医を対象とする。臨床研修修了後の外科専門医研修がスムースに実施出来るように、臨床研修の2年間で外科を22週研修するプログラムです。
優れた基礎医学研究医を養成するため、基礎医学に意欲があり、基礎医学系の大学院に入学する医師を対象に、臨床研修と基礎医学を両立するための基礎医育成・研修コースです。
次の①~③より1科を選択、又は①~③より1科を5週と④⑤より1科を4週選択する。
北里大学病院には、全国に多くの研修協力病院、協力施設があります。相模原市近隣での地域医療研修以外にも、離島やへき地、都心での在宅医療など、研修医のニーズに応じて、さまざまなカテゴリーの施設から選択が可能です。