片頭痛という名のストーカー

新聞で片頭痛発作時の薬が認可されるのを知ったのだった。治るかも・・・?

ヨモギ

 片頭痛発作のつらさはそれを味わった人にしかわからないだろう。痛みに顔を歪めてよろよろ帰り、化粧も落とさず暗いベッドに倒れこむ。吐気で食事も取れない。眼の奥が刺すように痛い。ものが考えられず、楽しいはずのイベントの締めくくりはいつも片頭痛。ギロチンで頭だけバッサリ切ってしまいたい…。若い頃は発作が治まれば休んだ分を取り戻そうと頑張ったが、週に発作が1-2回という事が重なると次第に積極性を失い、いつ来るかわからない痛みの恐怖に怯えながら毎日をコントロールしていくことに疲れてきた。鎮痛剤も効かず、でも手放せず、あきらめの境地。難病の一つのように、「私の馬鹿と片頭痛は死ななきゃ治らない〜」と思いつめていた時、新聞で片頭痛発作時の薬が認可されるのを知ったのだった。治るかも…?

  それまで注射があることすら知らなかった。発作時に病院に行くことは到底出来ないが、錠剤があれば…。

 北里大学病院を訪ねたのが昨年7月。以来五十嵐久佳先生にかかっている。頭痛をきちんと病気として受け止め治療してもらえることにまずホッとした。私の頭痛は緊張型との混合型。もう発作が起きても3-4日寝込むようなことはなくなった。これは私の人生において画期的な出来事である。

 片頭痛持ちにもかかわらず、頭痛教室の患者の方たちは皆明るい。私だけじゃないという思いは心を少し強くしてくれる。だから頭痛教室に協力することにした。皆様もどうぞ声をあげて、お力をお貸し下さい。

 


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