当院は、2020年2月26日、特定行為研修指定研修機関(指定研修機関番号2014009)に指定されました。
4月に誕生した北里大学病院西館4階の特定行為研修センターにおいて一期研修生コースを開講します。
当院の特定行為研修
当院の理念である「患者中心の医療」「共に創り出す医療」をふまえ、チーム医療のキーパーソンとして、包括的なアセスメント力と先を見据えた判断力・実践力を兼ね備えた看護職の育成を目指しています。
2020年度の開講区分は、6区分です。
これらの開講区分は、特定機能病院、大学病院として当院が担う役割・使命、そして、医療職のタスク・シフティング/タスク・シェアリングなどさまざまな観点から検討しました。また、地域の医療ニーズや高度医療機関で提供される医療の特性をふまえ、ジェネラリストとして病状の変化に柔軟かつ円滑に対応できる力を養うことを目的に、「栄養及び水分管理に係る薬剤投与関連」、「血糖コントロールに係る薬剤投与関連」を必修区分として設定しました。
1期生、始動!
4月6日に入講式を執り行い、総勢19名の研修生を迎え入れました。(北里大学病院18名、北里大学メディカルセンター1名)今年度は、学校法人北里研究所職員を募集対象としましたが、次年度以降は地域に向けて募集を拡大する予定です。
受講資格は、臨床経験3年目以上、かつ法人内クリニカルラダーレベルⅡ以上を取得した看護師と定め、1月に入講試験を行いました。合格者19名は、経験豊かで意欲的なメンバーがそろっています。
勤務を継続しながら受講する形です。講義(e-leaning)を受講し、演習、実習へと1年間かけて研修は進んでいきます。
自己学習時間は20時間/週にも及ぶことがあるハードな研修ではありますが、これまで臨床現場の最前線で活躍してきた研修生です。研修を通して一人一人が、経験知を理論知へと深化させていくことを願います。
修了生が現場の医療・看護に革新的な変化をもたらしてくれることを期待しています。
看護職運営メンバー:診療看護師(NP)2名、特定看護師1名、看護部・研修統括部副部長1名
2020.04.13