2017 Mayo Clinic Nurse 北里大学病院訪問

北里大学病院看護部は、米国のマグネットホスピタルであるメイヨークリニックのナースをお迎えして国際学術交流を図っています。2017年度は11月9日に4名の看護師が来訪されました。

2017 Mayo Clinic Nurse 北里大学病院訪問の様子1

訪問ナース:看護管理者(ICU)、CNS(消化器)、主任看護師2名(血液・骨髄移植、胸部外科)

交流プログラム

1. ウエルカム スピーチ

2017 Mayo Clinic Nurse 北里大学病院訪問の様子2

北里大学病院副院長・看護部長の別府千恵より日本の医療・看護や当院の概要について説明が行われました。メイヨークリニックナースからは、CNSの主な役割や配置状況による活動の違いなどについて質問がありました。

2. 院内見学

2017 Mayo Clinic Nurse 北里大学病院訪問の様子3

特別個室病棟、血液内科病棟・無菌室、消化器外科病棟、消化器HCU、GICU、けやきサロンを見学しました。

こんな感想や質問がありました。

  • 看護師一人ひとりが身に着けている手指消毒は素晴らしい!
  • 「避難確認証マグネット」は有効だ!
  • 特別個室はグレードが高い!

3. 講演会

テーマ:
多分野協働による再入院を減らすための継続したケア調整
講師:
Melissa Bitz, D.N.P, APRN, CNS, AGCNS-BC
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  • 2017 Mayo Clinic Nurse 北里大学病院訪問の様5

看護の継続したケア調整とそのプログラムについてご講演いただきました。

目標として、患者の改善、人々の健康の改善、医療費の削減を掲げており、看護師には、外来・入院・退院後と横断的で継続したコミュニケーションをとるためのリーダーシップが求められると説明されました。具体的には、患者・看護師間において早期の関係構築を行い、ニードをアセスメントすることや多職種とのケアの調整を行うことです。また、患者教育や退院準備も入院時から行います。外来患者とのコミュニケーション手段に電話訪問やメールを活用することで、早めのフォローアップが可能となるという実績も示され、再入院を減らすプログラムについて学ぶことができました。

2017.11.30

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