新病院が開院して-病棟 看護部門の紹介

9W病棟(耳鼻咽喉科・頭頸部外科)

9W病棟(耳鼻咽喉科・頭頸部外科)

これまでは6階に位置していた耳鼻咽喉科・頭頸部外科病棟ですが、新病院では高層階に移動し、眺めの良い9階西側に位置する41床の病棟になりました。9W病棟には『話す・食べる・呼吸をする』という生きるために不可欠な機能に疾患を抱えて治療を受ける患者さんが多く入院されています。私たち看護師は、そのような患者さんに寄り添い、その方らしい生活が送れることを目標に看護を行っています。病気や治療に伴い声を失う方も少なくありません。看護師は、患者さんの思いを『声』だけではなく、筆談や口話、表情で読み取ることのエキスパートであると自負しています。

看護スタッフ・他職種とのチーム医療を大切に

私達は、患者さんに対してよりわかり易く看護が伝えられるよう看護計画開示前のカンファレンスを実施しています。また、外来に看護を繋ぐための退院前カンファレンスなどを行い、定期的な看護師間の情報共有を大切にしています。そのほかに療養中の安全を守る対策、褥瘡の予防や、転倒・ベッドからの転落回避にむけたカンファレンスを行っています。

他職種との協働として、毎週火曜日は医師・栄養士・言語療法士、外来看護師を含めたカンファレンスを開催し継続看護につなげています。また、日常的に患者さんへのケアについて医師・薬剤師・栄養士と話し合う機会があります。

当病棟には、がん看護専門看護師が1名配置されています。病棟スタッフと協働しがん看護の実践を行うとともに、がん看護のスペシャリストとしてより専門的な相談対応や倫理的な問題に関する調整、情報提供や教育などの役割を担っています。

耳鼻科診療体制の再構築・診察ユニット活用

新病院体制に伴い、診察時間・予定入院・手術スケジュール等が効率よく安全に患者さんに提供されるよう全体の医療体制について診療部と再構築しました。医師と看護師の役割分担を明確にし、患者さんの状態をタイムリーに把握できるようブリーフィングとデブリーフィングを実施することで、情報共有とチームコミュニケーションの実施を心がけています。

9W病棟 看護責任者 高田智子

2014.11.12

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