『看護の日』週間行事を終えて

『看護の日』週間行事を終えて

「看護の日」は、近代看護を築いたフローレンス・ナイチンゲールの誕生日にちなみ、5月12日に制定されました。看護に触れ合うことを目的とした「看護週間」行事が各地で行われています。当院では、5月14日から17日を「看護週間」として、様々な行事を開催しました。

ポスター展

「北里 病院と看護の42年史」をテーマとして、北里大学病院建設時から約40年間を回顧する機会としました。建設当初の病院周辺は畑や整地されていない土地に囲まれ、今では当たり前のように車が走っている道路も砂利道でした。大学キャンパスの近隣にあった牧場は、現在、県立高校、大学の第2グランド、住宅地になっています。また、現在の新病院建設エリアは、大学のグランドでした。ここでは、職員の親睦を図る行事として26年間、職員大運動会が開催されていました。

回顧展は、開院当初から現在までの北里大学病院ならびに看護部の変遷が分かるように年表パネルにしました。病院建築の風景や日常の看護職員の様子に加えて、昭和から平成までの看護ユニフォーム変遷も紹介しました。「懐かしい。あの頃は、若かった。白衣のスカートも短かった。」と、職員から患者さん、ご家族まで、多くの方に閲覧して頂けました。

看護の日行事食の配膳

栄養部では、看護の日に入院患者さんへ「行事食」を提供しています。今年は、5月11日にメッセージカードと共に、杏仁豆腐を配膳しました。

看護の日コンサート

看護の日コンサートでは、歌手の稲村なおこさんとピアノ奏者の長谷川芙佐子さんをお迎えしました。今年も50名を超える多くの患者さんや職員が参加しました。参加者の皆さんで、歌詞カードを手にとり、一緒に歌を口ずさみ、とても癒されるひと時となりました。

社会人・職員の一日看護体験

職員や他施設の方々に看護師と共に行動して、看護業務の見学や簡単な看護体験を行いました。今年は、43名の方々にご参加頂きました。当日に急遽、診療科の先生方に体験に加わっていただいた部署もありました。

参加者の感想

  • この体験を通して、他職種間のコミュニケーションが重要であると気付かされた。
  • 時間管理の大切さや五感で、特に聴覚で感じることの重要性について学ぶ事ができ、これからの業務に活かしたいと思った。
  • 看護師の仕事は漠然としか分かっていなかったが、今回の体験でより具体的に知ることができた。
  • 違う職種の仕事を体験できて良かった。このような体験がチーム医療にも役立っていけたら良いと思った。

今後の予定 -高校生一日看護体験・インターンシップ

7月「高校生を対象とした一日看護体験」、8月「相模原地区の高校生を対象としたインターンシップ」を実施する予定です。

看護週間の様々な行事を通して、患者さんに看護の思いが届いたことを願います。

(看護の日実行委員長 横溝宗子)

2013.07.08

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