[自主企画] 大学院修了報告会 【6年目の選択】

[自主企画] 大学院修了報告会 【6年目の選択】

【6年目の選択】と題した大学院修了報告会が、2013年4月26日に開催されました。この報告会は、2005年度に同期入職し、院内のリーダーシップ研修で知り合い、たまたま同じ時期に大学院で学び修了した2人の看護師が、院内の多くの看護師に、「学びを共有」し「自らをリソースとして活用」して欲しいという願いから、行われました。新人看護師から看護管理者、教育担当者、専門看護師など30名余りが、会場を訪れました。

看護師6年目、リーダー業務も一通りできるようになり、プリセプターも経験し、「何かに挑戦したい」という思いから、彼らはそれぞれのテーマをみつけ、大学院で学ぶことを選択しました。今回の報告会では、①なぜ、大学院に行ったのか? ②大学院で何を学んだのか?どのような経験をしたのか? ③今後、北里大学病院の仲間に、どう「学び」を還元していくのか? というテーマに沿って、進路選択の過程、在学中の経験や専門的な学びの紹介、今後の活動予定を報告しました。

Case 1

“e-ラーニングの専門家”を育てる社会人大学院での「学び」

清水 將統 看護部システム担当

熊本大学大学院
社会文化科学研究科
教授システム学専攻 博士前期課程 修了

清水さんは、“アメリカで看護師になろう。”という思いを上司に相談し、大学院でe-ラーニングを学ぶという決定をするまでのプロセス、大学院での学びの内容を話しました。そして、“臨床現場の学習会を支援することから始め、スタッフが自ら学ぶ仕掛けや仕組みを整え、現場に活かせる学びを促進したい。”と今後の目標を述べました。また、大学院で得たものとして“多くの教員や専門家に出会い、共に学び続ける仲間ができた”ことを楽しそうに語りました。

Case 2

“ナースプラクティショナー”を育てる大学院での「学び」

千木良 奈央 4C病棟

東京医療保健大学大学院
看護学研究科 看護学専攻 修士課程
高度実践看護コース 修了

千木良さんは、“ナースプラクティショナーとなるための実習で研修医とともに学んだ体験”や“大学院での様々な経験を経た今、自らの看護判断の視点が進学前に比べて大きく広がったことを実感している。”と話し、“自分は現場に何を還元できるか模索中。まずは他職種にも役立つ看護記録を書くことから始めたい。”と述べました。

2013.05.30

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