2011 カリフォルニア大学ロサンゼルス校(UCLA)看護学部との国際交流

当院は、北里大学看護キャリア開発・研究センターの国際交流事業として、UCLA看護学部との学術交流を行っています。昨年は、日本からUCLA夏期特別研修に参加しましたが、今年はUCLA看護学部の教員・臨床ナース・大学院生5名の方が来日されました。3日間のスケジュールで北里大学病院・北里大学看護学部で公開講演会、懇親会が開催されました。

カリフォルニア大学ロサンゼルス校(UCLA)看護学部との国際交流

北里大学病院 施設見学

病棟や外来などを見学しました。

写真は北里大学病院のリハビリテーション室です。

北里循環器看護専門看護師が当院の心臓リハビリテーションの設備や医療チームの体制、対象患者数などについて説明しています。

講演会

Program I:「臨床ナースのためのUCLA研修報告」

北里大学病院 看護科長 小越明美

2010年に参加した、UCLA夏期研修の報告を行いました。

  • 米国の健康保険制度、メディケア、メディケイトなどについて
  • アメリカの上級看護師(APN)CNS(クリニカルナース・スペシャリスト)NP(ナース・プラクティショナー)、CNM(助産師)、CRNA(麻酔専門看護師)、ナースカウンセラーについての紹介
  • マグネットホスピタルや臨床指標と質向上についての取り組み

Program II:アメリカの上級看護師の歴史と現状
「Advanced Practice Nursing in the U.S: History and Current Trends」

Dr. Adeline Nyamathi

アメリカ医療の専門化・分業化に伴う、ナース・プラクティショナーや麻酔看護師など、看護師の専門化と自律した活動、またそれらを支援する看護管理者のサポートなど多彩な内容でご講演頂きました。講演会には、60名を超える看護師・看護学生・教員が参加し、アメリカの看護の現状を興味深く聴いていました。

懇親会

訪問された5名の方々よりご挨拶を頂きました。東日本大震災における日本人の強さや復興に向けた世界からの支援の必要性など、温かい言葉を頂きました。歓談の場面では、北里大学看護学部在学中にUCLAの夏期研修に参加した新人看護職員が、お世話になった先生方との再会を喜ぶ姿もありました。

感謝の気持ちを込めてGIFTをお渡ししました。

今回の交流で、アメリカの最先端の看護に触れて、改めて日本も、私たち北里の看護師も、もっと頑張らなければ!!と、多くの刺激を受ける機会となりました。

2011.10.07

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