専門看護師・認定看護師による「患者に寄り添う看護に向けた協働」への取り組み

専門看護師・認定看護師は2020年度北里大学病院看護部目標より以下2点に注目し、多職種を巻き込みながら様々な取り組みを行っています。

  • 「患者の苦痛や苦悩に寄り添い、ニーズに沿ったケアを提供する」
  • 「患者の尊厳を重視し、安全管理上の行動制限や抑制は意味を問い見直していく」

2020年度専門看護師・認定看護師会の目標

看護部全体で取り組む目標に対し、専門看護師、認定看護師として、「患者に寄り添う看護」のためにどのように協働できるのかを考え、一丸となって全ての病棟を巻き込みながら取り組みを推進することにしました。

計画・活動のタイトルは、「身体拘束最小化に向けた取り組み」です。

専門看護師・認定看護師による「患者に寄り添う看護に向けた協働」への取り組み

実際の活動

1.行動制限や抑制に関する文献検討

  • 文献検討を行い、医療・介護領域おける他施設の取り組みの実態を把握
  • 関連する法律やガイドライン、国の考え方などを把握し共有

専門看護師・認定看護師会として行動制限や抑制への具体的な取り組みを検討する基礎資料を作成

2.行動制限や抑制の最小化に向けたグループ活動

70名の専門看護師・認定看護師が全ての病棟を網羅する形で6グループを編成し活動を開始しました。

  • 行動制限や抑制に対する意識の変化や現場の看護力を高めるための支援
  • 病棟のカンファレンスへの参加や勉強会の開催、多職種との協働など

専門看護師・認定看護師だからこそできる支援について検討し、グループの取り組み計画について全体で共有しました。

本活動は、現在進行形です。グループの具体的な活動と成果については連載していきたいと考えています。

2021.02

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