専門看護師・認定看護師全体会

北里大学病院と北里大学東病院では、専門看護師(以下、CNS)9領域37名、認定看護師(以下、CN)16領域45名、総勢82名が院内や地域と連携しながら活動しています。

2017年度の活動を共有し、CNS・CNの協働の促進、チームワークに必要な相互理解を深め、2018年度の活動につなげることを目的に、2018年2月にCNS・CN全体会を開催し、57名(関連病院CN2名の参加を含む)が参加しました。その様子について報告します。

プログラム

  • Ⅰ. 新認定者の紹介
  • Ⅱ. 2017年度CNS・CNグループの活動報告
  • Ⅲ. 2017年度CNS・CN個人及びチームの活動報告
  • Ⅳ. 他のCNS・CNと協働を促進するためのグループワーク
  • Ⅴ. まとめ

新しい認定者の紹介

2017年度、新たに認定を受けた(左から)老年看護CNS、小児看護CNS、不妊症看護CN3名の紹介が行われました。

新たに認定を受けた(左から)老年看護CNS、小児看護CNS、不妊症看護CN3名

2017年度CNS・CNグループの活動報告

育成・地域連携・成果集約・広報の4つの機能チームから活動報告がありました。

活動報告

広報チームからは、院内看護師約600名を対象としたアンケート結果をもとに、「CNS・CNに対する活用の実態やジェネラリスト看護師からの相談ニーズ」について報告がありました。

CNS・CN個人及びチームの活動報告

母性看護CNS

  • ハイリスク妊産褥婦を対象とした助産師外来の立ち上げに向けた取り組み

母性看護CNS

  • 母性看護専門看護師の役割開発

急性・
重症者看護CNS

  • 夜勤専従フロートナースの活動報告

がん看護CNS

  • 病棟OCNSとして取り組んだがん患者指導管理料2取得に関する実践報告

がん看護CNS

  • 疼痛記録検討グループの活動報告

緩和ケアCN

  • 口腔ケアと摂食機能療法の周知への取り組み~多領域のCNとの協働~

他のCNS・CNと協働を促進するためのグループワーク

事前に個々の関心テーマについて調査し、当日は7つのテーマに分かれてグループワークを行い、その結果を全体で共有しました。
専門分野の視点から意見交換を行い、当院または地域の医療の質の向上のために何ができるのかについて考えました。

テーマ1

  • 患者・家族教育

テーマ2

  • 自殺・希死念慮のある患者への対応
    ~「死にたい」と訴える患者へのケア~

テーマ3

  • Advance Care Planningの支援
    ~その人らしい生を支えるための意思決定支援:がんも非がんも~

テーマ4

  • 治療における妊孕性の支援
    ~こどもを持つことを希望される方への支援~

テーマ5

  • 地域におけるCNS・CNの役割

テーマ6

  • スペシャリストの活動と業務との両立

テーマ7

  • CNS・CNの育成のために、そして私たちの連携のために
    ~多領域で行う事例検討について~
活動報告

まとめ

参加者は4つの機能チームや個人・グループの活動報告を聴き、刺激を受けると共に、自らのスペシャリストとしての活動を具体的に考えるきっかけとなりました。グループワークを通じて、次年度に活動を開始するグループも出現し、協働の促進に向けて一歩を踏み出す全体会となりました。

2018.11.01

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