ストーマケアセミナー

看護師を対象としたストーマケアセミナーを2017年9月に開催し28名の参加がありました。皮膚・排泄ケア認定看護師5名で企画・運営を行ったセミナーの様子を報告します。

ストーマとは

消化管や尿路の病気などのために手術によって新しく作られた便や尿を排泄するための開放孔、出口を指します。

ストーマケアセミナーの様子1

研修の概要

目的

患者さんに対して看護師が適切なストーマケアを提供できるよう、基礎的な知識習得やストーマ装具交換の手順を理解することができる。

プログラム

  • 講義
    ストーマとは
    ストーマの観察ポイントとストーマケアのコツ
    ストーマケアの記録方法、患者・家族への指導のポイント
  • 演習
    適切な装具の選択とストマコンディションに合わせた面板の準備

講義

ストーマの基礎的な知識、正常と異常が理解できるように写真を多く提示し、観察のポイントを説明しました。
ストーマケアは、看護師が行う場合もセルフケアを支援する場合も継続ケアが大切です。そのため、ケアの記録方法や指導のポイントについて解説しました。

ストーマケアセミナーの様子2

演習

参加者それぞれのストーマケア経験を考慮し、5つのグループに分かれて演習しました。
ストーマモデルを用いて、装具を選択しストーマサイズに合わせて面板を切る、貼るといった一連の作業を行いました。

ストーマケアセミナーの様子3

参加者の感想

  • 実際の写真を見ながら受けた講義はわかりやすかった
  • 皮膚・排泄ケア認定看護師に助言してもらいながら演習を行うことができポイントがわかった
  • 患者さんの視点を考慮した装具交換を体験でき今後の説明に活かせると思った

2018.07.05

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