「安全においしく食べたい!実践 摂食嚥下障害アセスメント」研修

「安全においしく食べたい!実践 摂食嚥下障害アセスメント」研修の様子1

研修の概要

摂食嚥下障害とは、私たちが何気なく行う、食べる・飲み込むという大切な機能が低下してしまう状態です。そのような患者さんに対する看護の知識や技術を習得するために摂食・嚥下障害看護認定看護師による病棟看護師を対象とした研修を2016年10月に開催しました。研修の様子をご紹介します。

目的

安全においしく食べられる食環境を提供するために、摂食嚥下のメカニズムと支援の実際について学ぶ

内容

講義:
摂食嚥下障害の基礎(嚥下5期モデル、栄養管理、口腔ケア)
事例で考える-摂食嚥下障害アセスメントシートの活用方法
演習:
「水飲みテスト-北里版」スクリーニングテスト
事例で考える-摂食嚥下障害アセスメントシートによるグループワーク
「安全においしく食べたい!実践 摂食嚥下障害アセスメント」研修の様子2

研修の様子

  • 摂食嚥下障害の基礎
    「食べる」は、神経や筋肉の複雑な動きの繰り返しであることを正確に理解するため、嚥下のメカニズム5期モデルについて学びました。
    「食べる」の土台として、栄養管理や口腔ケアの重要性、そして看護師の積極的な摂食嚥下リハビリテーションの支援が障害の回復に繋がることを紹介する動画を視聴しました。
  • 事例で考える-摂食嚥下障害アセスメントシートによるグループワーク
    「摂食嚥下障害アセスメントシート」を、病棟で活用することができるように、事例を用いてアセスメントシートの評価を実施しました。
    患者さん個々の嚥下障害の適切な評価や嚥下訓練についてグループワークを行いました。
  • 「安全においしく食べたい!実践 摂食嚥下障害アセスメント」研修の様子3
  • 「安全においしく食べたい!実践 摂食嚥下障害アセスメント」研修の様子4

参加者の感想

  • 「食べる」という普段何気なく行うことが、患者さんにはとても大切なことだと再認識した。
  • 早期に看護師が介入することで、患者さんの嚥下機能やADL・QOLの向上につながることを知ることができた。
  • 実際の患者さんをイメージして、臨床と重ねながら研修内容を学ぶことができた。
  • より摂食嚥下に興味を持つことができたため、この知識を病棟に還元したい。
  • アセスメントシートを活用して、明日からすぐにベッドサイドで実践したい。

2017.3

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