新人看護職員フォローアップ10月研修
新人看護職員フォローアップ10月研修を、テルモメディカルプラネックスで開催しました。
シミュレーション演習
新人看護職員は、毎月フィジカルアセスメントの研修を受けてきました。
今回はこれまでの学びを駆使し、「複数の患者のフィジカルアセスメントを行い的確な状況判断に基づいた看護を行うこと」を目的に演習を行いました。
- 事前課題-模擬患者の情報からどのような観察や情報収集を実施するのか
- 模擬病室で、先輩看護師や高機能シミュレーターを患者役として配置しました。
- グループで、適切なフィジカルアセスメントのために必要な問診や観察項目を確認します。
- シミュレーションⅠ-看護師役が各患者の観察を行い情報収集します。
- 患者の情報を集めて、再度グループワークでフィジカルアセスメントを行いケアの優先順位を決めます。
- シミュレーションⅡ-看護師役がグループワークの結果をもとに各患者の看護を行います。
- デブリーフィング-ファシリテーターがフィジカルアセスメントに基づいた患者ケアについての振り返りを行います。
新人看護職員が主体的に話し合って看護を実践することは、グループの連帯感を育くむと共に、多くの学びにつながりました。
T-PAS演習
輸液ポンプやシリンジポンプは、適切に扱うことが重要な医療機器です。
テルモ株式会社職員の方に講師を務めていただき、輸液ポンプ「フリーフロー」、シリンジポンプ「サイフォニング」体験、ポンプの「圧解除」を体験しました。
プラネックス見学
施設内のギャラリーには、北里柴三郎先生にゆかりのある展示物が数多くあり、先生の功績の大きさに改めて驚いていました。
研修の感想
- シミュレーションは緊張したが、優先順位やフィジカルアセスメントをじっくり考えて実演し、これまでの自分の対応や考えを振り返ることができた。
- これまでに学んだ各領域別のフィジカルアセスメントを活かして、総合的にアセスメントができて、自分の不足している点に気づけた。
- アセスメントや優先順位など、みんなで意見を出し合いながら協力して研修を進めることができ、コミュニケーションの大切さを改めて感じることができた。
- 医療機器の見学では、医療の歴史を学ぶこともでき、医療機器に興味も沸いてとても面白かった。
2015.11.24