レベルI研修 新人看護職員フォローアップ8月研修

レベルI研修 新人看護職員フォローアップ8月研修

8月30日(木)、31日(金)、新人看護職員フォローアップ8月研修を北里大学病院と北里大学東病院合同で行いました。

目的:
「呼吸に関する基本的な知識・技術を習得する」
「患者が人工呼吸器を装着するということをイメージし、基本的な看護を理解する」
「安全にヘパリン生食ロック・生食ロックが実施できるよう、知識・技術・態度を習得する」

プログラム

午前
  • 講義
    「呼吸のフィジカルアセスメントと人工呼吸器の取り扱い」
    講師:集中ケア認定看護師、MEセンター部臨床工学技士
  • 講義
    「静脈注射に関する基礎知識」
    講師:看護部教育科長
午後
  • 講義
    「薬剤に関する基礎知識」
    講師:薬剤師
  • 講義
    「静脈注射に関する基礎知識」
    講師:教育担当者、看護部教育委員
  • 演習
    「ヘパリン生食ロック・生食ロック」
    講師:教育担当者、看護部教育委員

呼吸のフィジカルアセスメントと人工呼吸器の取り扱い

RSTチーム(呼吸療法サポートチーム)の重症集中ケア認定看護師から、呼吸の基本的知識やフィジカルアセスメントについて講義を受け、解剖を理解した上で正しい聴診を実践しました。CD教材で、色々な種類の呼吸雑音を確認しました。人工呼吸器については、臨床工学技士から基礎知識を学びました。

脈注射に関する基礎知識

静脈注射に関する「関係法規や基準(北里大学病院・北里大学東病院)」「薬剤について」「ヘパリン生食ロック・生食ロック」の講義を受けました。

新人看護職員は本研修を受けた後に、ヘパリン生食ロックが正しい手技で実施できるかを先輩看護師に確認してもらってから実践出来るようになります。

関係法規や基準:
静脈注射の実施に関する法律上の解釈、院内の基本方針や実施に関する基準と育成
「誤薬事故のアクシデント事例 教育用ビデオ」視聴
薬剤について:
日常的によく使用される薬剤の効果、作用機序、副作用
ヘパリン生食ロック・生食ロック:
ヘパリン生食ロック・生食ロックの適応、点滴静脈注射に伴う観察ポイント、手順

講義の後の研修評価タイムでは、アナライザー※を用いて、呼吸のフィジカルアセスメント、静脈注射についての復習を行いました。

※アナライザー:各自のキーパッドのボタンを押すことで、リアルタイムに回答を集計するシステム。

ヘパリン生食ロック

演習は4名のグループに分かれ、教育担当者の指導のもと清潔操作、血液の逆流確認、患者さんへの説明と一つずつ手順を確認しながら行いました。演習の後半では各自の病棟での看護にどのように活かすかを、意識しながら取り組んでいました。

新人看護職員の声

  • 人工呼吸器はとても難しいが、生命維持のために大切なものであることを改めて学んだ。
  • 呼吸音の判断は難しいが、フィジカルアセスメントするための大事な知識になった。
  • ヘパリン生食ロックは静脈注射であり、その必要性や注意点を理解した上で実施する重要性を学べた。
  • 薬剤師さんの講義により混合してはいけない薬剤やその理由がよく分かった。

2012.10.01

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