産科・MFICU
Obstetrics・MFICU

産科・MFICU 科長 落合 大吾

周産母子部門(産科・MFICU)は、以下の方を受入れています。

  1. 妊娠前から病気があって妊娠中は注意深く管理する必要がある妊婦さん
  2. 妊娠中に妊婦特有の病気になった妊婦さん
  3. お母さんのおなかの中で病気が見つかった赤ちゃん
  4. お産の最中や産後に具合が悪くなった産婦さん
  5. 大学病院でのお産を希望されるローリスクの妊婦さん

病棟から屋上庭園が見える明るい病棟です。

産科・MFICU病棟のご説明、当院での分娩について

周産母子部門(産科・MFICU)は,合併症のある妊婦さんや病気の見つかった胎児,産後に具合の悪くなった褥婦さんを受入れる病棟です。急性期や重症度の高い場合はMFICU(9床)に入院していただき,病状が安定したら産科病棟に移ります。ローリスクの産婦さんは入院時から産科病棟で過ごします。
当施設は神奈川県周産期救急医療システムの基幹病院(県央・北相地区)でもあり、年間約100件の産科救急疾患症例の搬送を受入れています。特に産後の出血例には放射線科医による経動脈的塞栓術が24時間対応可能であり多くの症例は子宮を摘出することなく止血できています。
胎児の疾患は小児成育部部門(小児科・小児外科・小児心臓血管外科・小児系診療部門)と連携して小児期への連続した診療をおこなっています。胎児期に日本超音波医学会専門医によって胎児疾患を診断し,関連する科と症例検討を行って分娩時期や分娩方法,出生後の児の治療を決定する流れです。
産科麻酔部門が併設され熟練した麻酔科医による無痛分娩が提供できるのも特徴で,年間300~370件の無痛分娩を行っています。現在は分娩制限を撤廃し希望のある方を受け入れ、リスクの少ない妊婦さんに対しては夫立会い分娩をおこなっています。

主に取り扱っている疾患

診療実績

2021年度診療実績

入院患者延数 9,961
外来患者延数 11,800
分娩数(児) 958
分娩数(母体) 896
双胎(組) 59
品胎(組) 3
帝王切開術(母体) 343
無痛分娩 360
吸引分娩 227
鉗子分娩 36
30週未満早産 40
極低出生体重児(<1500g) 55
超低出生体重児(<1000g) 34
胎児形態異常 50
母体産科合併症 566
前置胎盤 25
妊娠高血圧症候群 60
羊水染色体検査 35
NIPT 33
母体搬送受入れ 110

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