小児在宅支援部門「あすぱら」

小児在宅支援部門 部門長 岩﨑 俊之

一人でも多くの重症心身障害児ならびに医療的ケア児にご利用頂き,ご家族に代わってケアを行うことで,充実した在宅医療が継続できるようお手伝いして参ります.

*イラストは,“epiサポ”Eisaiのホームページ https://epilepsy-support.net/ictal.html
無料素材を提供するPICTCANのホームページ http://www.pictcan.com/item/0028.htmlより引用

小児在宅支援部門とは?

 小児在宅支援部門は、重症心身障害児と医療的ケア児の在宅医療を支援する目的で開設され、お子さまにとって“安全で安心できる療養環境”を提供することを目的としています。身近で頼りになる施設として、多くの方に感じて頂きたくて、「あすぱら」という愛称を付けました。その花言葉は「普遍・何も変わらない」です。ご両親のお子様に対する愛情の普遍性を思い、頑張っているご家族への応援の意味を込めました。
 当部門は、主に医療的ケアを必要とする重症心身障害児(1~18歳)を対象とする、在宅移行支援病床、メディカルショートステイ病床と日帰短期ベッドを有しています。在宅移行支援病床は、NICUやPICUにおける急性期治療が終わり、その後退院までの数か月間を過ごすための病床です。その期間に、ご家族には在宅に向けての準備をして頂きます。またメディカルショートステイ病床は、短期病床(7泊8日以内)であり、ご家族の代わりに療育を継続して、子どもたちが快適に過ごされることを目的に運営しています。日帰短期ベッドは、障害福祉サービス受給者証を取得されているお子さまが、保育士による療育や入浴サービスを通して、安全に楽しい時間を過ごせるように心掛けています。
 お子さまの病状や体調によっては、入院して頂けない場合や予定より早く退院して頂く場合、入院期間についてのご希望に添えない場合もありますので、その点はご承知頂きますようお願い致します。まずは、お気軽にご相談下さい。
 既に、2020年4月に北里大学東病院の機能を北里大学病院へ移転し、両病院を統合することが決定されています。現在、東病院で診療している本部門も大学病院本館の西側に建設されつつある4号館(仮称)に移設されます。規模は、新たに建設する建物の関係でやや縮小されますが、在宅療養を支援する機能は大学病院にて引き続き展開していくこととなります。
 明るく快適な環境と小児科医ならびに小児看護に慣れた看護師、保育士がいる病棟を見学しに来ませんか?ご利用されるお子さまとご家族だけでなく、医療関係や教育関係の先生方、行政機関の皆様も大歓迎です。見学あるいは利用のお申し込み、お問い合わせについては、トータルサポートセンター(042-778-8438)へ直接ご連絡下さい。

主に取り扱っている疾患

ご利用頂けるお子さまの利用基準は以下の通りです。


以下の方はご利用頂けません。

診療実績

  2018年
登録者全体数 123名
メディカルショート登録者数 117名
日帰り短期登録者数 63名
重心認定取得者数 93名
人工呼吸器使用者数 26名

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