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平成26年度 両病院(大学病院・東病院)単位責任者・主任合同研修会コーチング研修(応用編) 実施報告
日程:平成26年11月8日(土)

平成26年度「両病院(大学病院・東病院)単位責任者・主任合同研修会コーチング研修(応用編)」

2014年11月8日(土)、先月に実施した「コーチング研修(基礎編)」に続き「コーチング研修(応用編)」を実施しました。前回と同じく北里大学病院、北里大学東病院の単位責任者・主任看護師を対象とし、176名が参加しました。この研修は新たに作成した、『コンピテンシー理論を用いたクリニカルラダー・キャリアパス』を効果的に運用するために企画し、「効果的な目標面接を実施するため、スタッフの強みを共有し、自ら課題に取り組む力を引き出すコーチング技法を学ぶ」ことをねらいとしました。
前回に引き続き(株)グローバル・シフト・コミュニケーションの彦田友治先生・彦田美香子先生に講師をお願いしました。
今回の演習は、リーダー役・スタッフ役・観察者の3人1組で行いました。

① 強みを引き出すコーチング

平成26年度「両病院(大学病院・東病院)単位責任者・主任合同研修会コーチング研修(応用編)」

コーチング哲学、行動を起こす仕組み、時間軸の視点の講義を受けて、「今はまっていること」「入職してからの一番の体験」というテーマで話し合いました。話の内容を掘り下げて聞き出すことを意識し、時間の流れとともに情報を整理することを体験しました。

② ビジョン(思い)を共有するコーチング

平成26年度「両病院(大学病院・東病院)単位責任者・主任合同研修会コーチング研修(応用編)」

スタッフが持っている希望や期待を引き出し、ビジョンを共有すること学びました。「自分の考える理想とするスタッフ像」というテーマで演習を行いました。自分の主観や考え方が先行してしまい、考え方の違う相手と意見を共有する作業の難しさを痛感している様子でした。

③ 目標設定コーチング

研修の総まとめとなる最後の演習は、「目標設定」のコーチングです。まず、基礎編で学んだGROWモデルに、「強み」「ビジョン」のワーク結果を記載し、「ギャップを明確にする」ことを行いました。その後、効果的な質問を重ね、行動レベルでの目標設定を考えていきました。今までおこなった演習が最終的にGROWモデルに集約されまとまったことで、達成感を得ることができました。

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研修終了後もアンケートでは、時間が短くて残念だったとの意見もありましたが、満足度は高い研修となりました。「相手の思いを引き出す傾聴や効果的な質問」、「ビジョンの共有」などを明日から実践していきたいといった意見が多くありました。
2回の研修において、「コーチング」の基礎から効果的な目標面接実施に向けた応用までを学びました。コーチングの重要性や必要性を再認識でき、スキルの体験も積む事ができ、目標面接だけではなく、人材育成全般に活かしていけそうです。

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