その他の造影検査

検査概要

造影剤を用いた検査は様々な診療科によって行われています。
北里大学病院では現在3台のX線透視装置が稼動しており、様々な部位・疾患に対して必要な情報を提供しています。
検査は、医師、診療放射線技師、看護師が担当します。

主な検査の種類

  • 関節腔造影検査
    関節腔造影検査では、関節腔に造影剤を注入して撮影します。
    関節の中の状態が観察できます。
  • 脊髄腔造影検査
    脊髄腔造影検査は、背中に刺した針からくも膜下腔に造影剤を注入して撮影する検査で、脊柱管の狭窄などを調べます。
    MRI検査では得られない、前屈、後屈の動態情報も得られます。
  • 嚥下造影検査
    嚥下造影検査では、造影剤を飲んでいただき、飲み込むときの喉の動き(嚥下)を 観察します。
    頸椎変形による食道圧排などの形態変化も観察できます。

主な検査画像

関節腔造影検査


股関節正面画像

股関節斜位画像

関節腔造影検査


腰椎正面画像

腰椎側面画像

嚥下造影検査


造影剤を飲み込んだ画像

検査の流れと諸注意

1. 準備

本人確認のためお名前と生年月日をお尋ねします。
検査に関する問診を行い、着替え等の準備をしていただきます。


問診風景

2. 入室

検査室入口で再度、本人確認を行ってから入室していただきます。


検査室 入室時風景

3. 検査開始

検査を開始します。


嚥下造影検査の場合

検査に関する諸注意

  • 検査着に着替えていただきます。
  • 以下のものは安全に検査を受けていただくために外していただきます。
    ・ネックレス
    ・眼鏡
    ・時計
  • 妊娠中の方、または妊娠の可能性がある方は検査を受けることができません。
  • 心臓ペースメーカー、埋め込み型除細動器(ICD)を挿入されている方は、検査を受けられない場合があります。スタッフにお伝えください。
  • ヨード造影剤を使用します。
    造影剤副作用歴や喘息のある方はスタッフにお伝えください。