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研修・入局のご案内


手術センター 手術中

募集要項


募集定員

5名程度

募集期間・プログラム詳細

以下のリンクよりご確認ください。

  • 日本泌尿器科学会 泌尿器科専門研修

  • 教授メッセージ


    高齢化社会において、泌尿器科医の真価を存分に発揮しよう!!

    医学部 泌尿器科学単位 主任教授 岩村 正嗣

    医学部 泌尿器科学単位 主任教授 岩村 正嗣

    医学生の皆さん、このページを訪れて頂いたことに感謝します。

    すでに皆さんそれぞれが泌尿器科に対するイメージをお持ちだと思いますが、このページをお借りしてあらためて泌尿器科学についてご説明し、私ども北里大学医学部泌尿器科の診療内容とその特色、診療と教育の抱負、そして2017年度より導入される新専門医制度を踏まえた卒後教育プログラムをご紹介いたします。

    その昔、泌尿器科といえば性病を始めとする尿路性器感染症を専門に扱う診療科と誤解される時代もありました。しかし現在、泌尿器科は副腎、腎、尿管、膀胱、前立腺・精囊、 尿道、精巣・精管、男性外性器などを対象とする外科系診療科の一つとして確立しています。泌尿器科の診療領域は多岐にわたりますが、主に手術治療が適応となる外科的疾患領域と、神経泌尿器科、内分泌泌尿器科、泌尿器感染症などの内科的領域に大別されます(図1)。このように、一つの臓器を内科的・外科的両面から診ることができることが泌尿器科の特徴であり、これらの臓器に関わる疾患の予防、検査、診断、そして治療に至る一連の診療を単科で行うことができる事が当科の大きな魅力と言えます。

    図2 泌尿器科の診療領域

    泌尿器科は他科に先駆けて内視鏡技術を診療に導入してきました。近代泌尿器科の発展は、内視鏡の発展なくしては語れないと言っても過言ではありません。古くは検査用膀胱鏡に始まり、尿管鏡や腎盂鏡が開発され、尿路結石や前立腺肥大症、表在性膀胱癌などに対する尿路内視鏡手術法もこれらを応用することで確立してきました。90年代初頭に腹腔鏡手術が泌尿器科領域に導入されると瞬く間に普及し、その目覚ましい発展は現在に至るまで止まるところを知りません。さらに近年、内視鏡手術支援ロボットであるda Vinci®が開発され、日本でもすでに200台以上が稼働していますが、現時点で保険収載されている手術は泌尿器科によるロボット支援前立腺全摘除術と腎部分切除術のみです。

    われわれの施設でも1971年の開院当初より低侵襲治療法の研究と臨床応用に積極的に取り組んで来ました。現在も内視鏡下レーザー手術、腹腔鏡手術、ロボット支援手術、組織内放射線療法などを駆使して、「従来の標準的治療と同等以上の治療効果を担保しながら侵襲性を軽減し得る」という真の低侵襲治療を広く展開しています。

    図3 診療・教育の抱負

    北里大学医学部泌尿器科では、土台となる一般泌尿器科領域診療に加え3つの重点領域を定めて研究と診療を展開しています。まず、前立腺癌や腎癌、尿路上皮癌などの「泌尿器科腫瘍学」、開院当初から積極的に取り組んで来た「腎移植・腎代替治療学」、そして老年者のQOLを著しく低下させる前立腺肥大症や尿失禁などの「排尿障害」です。これら3本の柱を放射線治療や腹腔鏡手術による「低侵襲治療」を横断的に展開することでしっかりと安定させ、さらにその上でロボット支援手術などの「高度先進医療」を各領域にまたがって推進して行きたいと考えています(図2)。

    泌尿器科の扱う領域は近年ますます拡大し、より専門化しています。大学病院といえども、単一施設でこれらを全て網羅した教育、診療を行うことが困難であることは明らかです。そこでわれわれは、当院で十分に行えていない領域に特化した教育関連施設を近隣に複数確保することで相模原医療圏を構築し、施設間をローテートすることで専門医に必要な知識と技量を網羅的に備える事ができるような教育プログラムを構築しています。また、後期研修医終了後の助教(研究員)1年目には「腹腔鏡手術強化プログラム」と「腎移植・腎代替療法研修プログラム」にそれぞれ半年間在籍していただき、先進的な腹腔鏡手術と腎移植を徹底的に修練していただきます。さらにこの間、初歩の基礎研究に触れる機会を与え、「医学は科学である」という認識を植え付けるための教育を行っています。

    超高齢化社会を迎え、大規模な基幹病院でも、地域を支える診療所においてもますます泌尿器科医のニーズは高まっています。 泌尿器科に興味をお持ちの皆さん、是非、われわれと共にこの病める時代に立ち向かいましょう!!


    医局長の挨拶


    講師 津村 秀康

    泌尿器科ホームページへようこそ
    医学部 講師 津村  秀康
    当泌尿器科教室は1970年(昭和45年)に発足、神奈川県県北の相模原市に位置し、人口約80万人の相模原市民のみならず、周辺地域の医療を、患者様中心の目線に立って展開しております。比較的交通が至便でありながら、周辺には自然が残り、良い環境の中で研修生活を開始することができます。
    当教室は開設当初より、内視鏡手術を中心とした低侵襲治療を積極的に取り入れてきました。経尿道的手術に始まり、腹腔鏡下手術やロボット支援手術が治療の中心となっております。これらの低侵襲治療を、より専門的に行っていくため、大学病院と関連施設とで、取り扱う疾患に特色を持たせております。大学病院では、『泌尿器科腫瘍』、『腎移植・腎代替治療』、『排尿障害』の3つを診療重点領域とし、それぞれに低侵襲治療を展開させております。泌尿器科腫瘍では、腎細胞癌に対する腹腔鏡下手術、尿路上皮癌に対する腹腔鏡下手術と経尿道的手術、前立腺癌に対するロボット支援手術と組織内放射線照射があげられます。腎移植・腎代替治療や小児泌尿器科においても、腹腔鏡下手術を積極的に展開しております。排尿障害では、ホルミウムレーザー前立腺核出術を導入し、人口括約筋植え込み術も積極的に行っております。大学病院では、これらの治療を集中して研修できる特徴があります。また相模原市内の主要な施設は、全て当教室の関連施設となっております。これらの関連施設での研修も組み込まれているため短期間で専門的に研修することが可能です。

    カンファレンス 当教室の研修プログラムの特徴として、後期研修医4年目(医師6年目)のチーフレジデントまでの、学年毎の明確な目標に応じた研修があげられます。後期研修医1年目(医師3年目)は泌尿器科診療の基本を習得すべく大学病院研修を予定しております。後期研修医2年目(医師4年目)は、大学病院に準ずる関連施設に1年間出向して頂き、地域に特化した医療を学んで頂きます。後期研修医3年目(医師5年目)は、大学病院へ戻って研修して頂いた後、関連病院に出向して頂き、専門性の高い治療を研修して頂きます。その後、後期研修医4年目(医師6年目)に大学病院でのチーフレジデントを経験し、研修プログラムがひと通り終了となりますが、近年の医療技術の急速な発達により、この期間だけでは習得できない技術があることは否定できません。そのため、チーフレジデント終了後に『腎移植・腎代替治療教育プログラム』と『腹腔鏡下手術強化プログラム』に在籍して頂き、集中的に修練して頂きます。

    オペ見学 研究面でも、学年毎のプログラムを予定しております。日本泌尿器科学会東部総会、日本泌尿器科学会総会、さらに日本泌尿器内視鏡学会に於いて、症例や臨床統計の発表をして頂き、発表に準じた論文を投稿して頂きます。チーフレジデント終了後以降は、基礎研究を行って頂く時間も用意しております。基礎研究面では、理系総合大学としての強みを生かし、理学部や医療衛生学部と共同での研究を進めております。
    1人でも多くの皆様が、当教室に興味を持ってくれることを期待致します。



    連絡先および見学申し込み先


    見学申込

    下記URLより申請してください。

  • https://www.khp.kitasato-u.ac.jp/bosyuu/kensyu/

  • その他のお問い合わせ

    北里大学医学部 泌尿器科
    担当者:遠藤(秘書)
    E-mail:endo.a@med.kitasato-u.ac.jp
    TEL:042-778-9091
    FAX:042-778-9374