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特徴的な診療3 小児泌尿器科


特徴的な診療

小児泌尿器科では停留精巣、尿道下裂、水腎症、膀胱尿管逆流症などの先天奇形から小児特有の尿路結石などの代謝性疾患、また中間尿失禁、夜尿などのQOL疾患まで幅広い疾患を扱います。
発育・発達を考慮した診療が必要であり、長期間の経過観察を要する疾患も多い分野です。外科治療、特に再建術を要する先天奇形は小児泌尿器科に課された重要課題であり、術直後の経過が良好なだけでなくその後何十年とその機能を保持することが要求されるため、手術には高度の技術と細心の注意を払う必要があります。当科は様々な先天奇形に対する外科治療を積極的に行っており、特に尿路奇形に対しては標準的な開腹手術のほか腹腔鏡手術を多く施行しているのが特徴です。小児体腔内での鏡視下手術は、難易度は高いが手術侵襲度は低いため、患児に対する利点は多いと考えています。


当院での小児に対する体腔鏡下手術

  • 腹腔鏡下腎盂形成術
  • 内視鏡下(気膀胱下)尿管膀胱新吻合術
  • 腹腔鏡下停留精巣手術

北里大学病院

また手術難易度を改善する目的に2013年度より手術用ロボットを導入しおり、現在、成人・小児問わず様々な疾患への適応拡大を試みているところです。