コメディカル部門を対象にクリニカルラダー説明会を開催しました

北里大学病院看護部では、2015年度よりコンピテンシー理論をベースとしたクリニカルラダー(クリニカルラダーVer.2)を導入しています。この新しい人材育成システムは、看護職以外の専門職のキャリア開発にも有用であるとの評価を受け、第12回日本eラーニングアワード厚生労働大臣賞を受賞しました。そのような経緯から、このたびコメディカル部門からの要望を受け、院内において2016年10月25日にクリニカルラダー説明会を開催しました。その様子をご紹介いたします。

クリニカルラダーVer.2の紹介

講師:別府千恵(北里大学病院 副院長・看護部長)

説明会の様子1

クリニカルラダーVer.2の構築にあたり、看護部全体で「最高の仕事とは何か」を再認識し、その「最高の仕事」を実現するために個人や組織の強みをポジティブに評価し生かしていくポジティブ・アプローチを大事にしたことが説明されました。クリニカルラダーVer.2の考え方や枠組みは、看護職以外の人材育成にも応用できるものであると期待されますが、そのためには、各部門の「最高の仕事とは何か」を考えていくことが重要であるというメッセージが強調されました。

オンライン評価システムの紹介

講師:清水將統(北里大学病院 看護部システム担当)

説明会の様子2

クリニカルラダーVer.2は、オンライン上のシステムであるeポートフォリオ内で評価の入力・共有ができるようになっていることが説明されました。そして、ユニークな仕組みとして、各自の「強み」に着目し、うまくいった事例を蓄積・共有できる「強みジャーナル」という機能を有していることが紹介されました。

説明会終了後には、看護部長を囲むような形で個別の質疑応答が行われました。どの部門も人材育成に対して熱い思いを抱いていることが感じられました。他部門においても、クリニカルラダーVer.2が活用され、「最高の仕事」を実現する人材が育成されることを願っています。

2016.11.08

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